Devil ANTHEM.|「たくさん苦労しました」と書いてくださるとうれしいです(笑)

Devil ANTHEM.|「たくさん苦労しました」と書いてくださるとうれしいです(笑)

色とりどりの煌めきを放ちながら身体を包み込んでいくような電子音。衣服を揺らし、心臓にダイレクトに響いてくる重低音は、もはや“音”ではなく“振動波”のよう。そして、ビルドアップとドロップが巧みにレイアウトされたダイナミックな曲展開は、果てしない高揚感をフロアにもたらす。そんな研ぎ澄まされた音のレイヤーの上には、時にハッピーに、時にシリアスに、時に情感豊かに、時にコケティッシュに、時に挑発的に、と多彩な表情を見せながらも、とにかくキュートな歌声が乗る。

“沸ける正統派アイドル”Devil ANTHEM.(通称:デビアン)。あらゆるジャンルを取り入れ、本格的なサウンドを標榜ししてきたデビアンは、その“楽曲の良さ”で耳目を集めるが、同時にその“音の良さ”も特筆すべきものがある。いわゆる“爆音”で鳴らされるそのサウンドは、大きいだけなら“騒音”となってしまうが、音そのものに際立つ色彩感や包み込むようなふくよかさがあり、それらが繊細にレイアウトされているがゆえに、あの“心地好い爆音”が生まれ、それによりフロアが“沸く”のだ。もちろん、そうした優れた“音のパレット”の上に鮮やかな色彩を乗せ、一層魅力的な形でオーディエンスに届ける5人のメンバーのパフォーマンスも、あの独特の高揚感や多幸感を生むことに大きく貢献しているのは言うまでもない。

だが、デビアンはこれまでに数多の苦難を乗り越えてきた。インディーズではアルバムもリリースし、ワンマンライブを幾度も成功させているが、なかなかメンバーが安定せず…。しかしながら、インタヴューにもあるとおり、彼女たちには、自ら“ネタ”にして明るく前に進んでいくような“軽やか”で“しなやか”な強さがある。そして、とにかく5人が個性的で、まだ覚醒していない部分も考え合わせると、このグループの潜在能力と可能性は果てしない。

2014年12月にデビュー。幾度ものメンバーチェンジを経てきたが、10月にAKIRA.を迎えて新たな5人体制となったデビアン。現在は「Make Some Noise」というキャッチコピーを掲げ、メジャーデビュー目指して邁進中だ。そして、このところのシングルの充実ぶりには目を見張るものがある。キックとベースを4つ打ちで重ねるハードスタイルを取り入れた「Like a 熱帯夜」を5月にリリース(個人的には、随所にアンビエントかつヒプノティックなムードをたたえたカップリング曲「Replay」がお気に入り)。そしてこの度、ニューシングル「えっとねれみしー」をリリース、とさらにギアが一段上がった印象だ。プログレッシヴ・トランスの要素を取り入れた表題曲「えっとねれみしー」は、単純な4つ打ちから進化した軽快なリズムがユーフォリックなフィーリングをもたらす。そしてカップリングの「STARLIGHT CIRCUS」は、初期デビアンを彷彿とさせるようなミステリアスでシアトリカルなロックチューン。驚きは、ポストパンク期のホワイトファンクを思わせるような端正なファンクナンバー「Only Your Angel」だ。畳み掛けるように、煽るように言葉を紡ぐ5人の歌いっぷりがグルーヴを加速させていく。

いよいよ臨戦体制が整い、覚醒間近のデビアン。AIRI.、YUME.、KURUMI.、AKIRA.、KAEDE.の5人に、グループのこと、ニューシングルのこと、そして12月16日に迫った新宿BLAZEでのワンマンライブなどについてお話を伺った。

「“沸ける正統派アイドル”というのははこれなんです」というのをデビアンが示す、みたいな…(AIRI.)

――まず最初に、Devil ANTHEM.ってどんなグループですか?

KURUMI.:Devil ANTHEM.は、今、結成して3年目を走っているところなんですけど、いろいろなメンバー編成を経て今に至っています。最初は「天使と悪魔の二面性アイドル」というキャッチコピーで活動していたんですが、今は「Make Some Noise」というキャッチコピーで「Devil ANTHEM.のライブで大いに沸いて楽しんでもらう」というコンセプトでやっています。「Make Some Noise」の日本語訳が「音を立てる」とかそんな感じなんですけど、以前の「天使と悪魔の二面性」から「沸ける正統派アイドル」というようにキャッチコピーが変わりました。ライブでもすごく盛り上がってもらえる、はしゃげる感じですね。目の前の目標としては“メジャーデビュー”を掲げていて…。まだみんな若いんですけど——最年少が中3で3人。高1が1人、高2が1人という結構若いグループなんですけど、活動歴は意外と長くて、いい具合に熟してきたアイドルです(笑)。

――なるほど。経験はちゃんと積んでスキルもあるけど、フレッシュさもまだあるという感じですね。

一同:はい!

――何か補足するところなどないですか?

AIRI.:KURUMI.ちゃんが結成時からいる“初代デビアン”なので、一番いろんなことを見てきたメンバーですね。

KURUMI.:次に、YUME.とKAEDE.が入って、で、昨年AIRI.ちゃんが入って、つい最近AKIRA.ちゃんが加入しました。

――ところで、今日みなさんのライブを拝見して、改めて“音楽”にこだわっているだけではなく“音響”にもこだわっていることを感じました。今日も低音がすごかったです。

KURUMI.:低音が本当にすごくて、服が揺れるんですよ。

――実際、最初椅子に座ってたら、床から振動が伝わって身体がすごい揺れてましたよ。

KURUMI.:ですよね。ステージが小さかったりすると音が直で来るので、みんな「うっ」ってなる時はあります。低音で自分のマイクの音が聞こえなかったりすることがあるんですけど、やっぱりお客さん側から聴くとちょうどいいなと思います。自分たちはスピーカーと近いからね。

――楽曲もいろんなスタイルのものを歌っていますよね。

AIRI.:曲とかもマネージャーさんの好みで変えていくみたいなので(笑)。だから今後ずっとEDM系というわけではないと思います。その時代の流れとマネージャーさんの好みによってどんどん変わっていく感じですね。

――その音楽性に関しては、皆さんの好みは反映されているんですか?

一同:ない。

KURUMI.:取り入れもらったりとかは一切ないです(笑)。そういうのは(笑)。

一同:(爆笑)

KURUMI.:ライブパフォーマンスに関しては、自分たちで意見を出したりしてるんですけど、ライブの演出だったり音とか曲とかダンスとか、全然そういうのは聞いてもらった事がないというか…。そもそも私たちにはそういうことに関して口を出せるほどの知識がないので。でも、毎回新しいジャンルとか違う感じの曲が届くので、歌ってて飽きないです。

――個人的にはどういう音楽が好きなんですか。

KURUMI.:私は割とDevil ANTHEM.の新しい曲。「えっとねれみしー」とかのジャンルがすごく好きで。前回のシングル「Like a 熱帯夜」が“ハードスタイル”というジャンルだったんですけれど、そういうのも好きですし、個人的にはバンド系の激しい感じのロックもすごく好きです。

――具体的に誰が好きというのはありますか?

KURUMI.:アイドルさんなんですけど、我儘ラキアさん。メンバー全員すっごく歌が上手くて、曲もすごく良くて。イヤホンでめちゃめちゃ爆音にして聴いていますね。ライブパフォーマンスもすごくて。お客さんとの距離がホントに近くていいんですよ。そういう感じにすごく憧れがあります。

――爆音でライブをやって、プライベートでも爆音で聴いて。耳を大事にしてくださいね(笑)。他の方はどうですか?

YUME.:私は、「えっとねれみしー」のカップリングの「Only Your Angel」という曲が好きです。そういう“カッコいい系”の楽曲が好きですね。私は歌詞よりもメロディーに耳がいって…。聴いていてカッコいいなって思える曲が好きです。

AKIRA.:直感で感じるみたいな?

YUME.:そう。直感で。

KURUMI.:メロディー派ですね、YUME.ちゃんは。

――なるほど。僕もあの曲大好きですよ。

YUME.:ホントですか。

――いいですよね。めっちゃいいです。あの曲は何てスタイルですか?

YUME.:なんてスタイルなんだろう?

AKIRA.:あれは…

AIRI.:なんだっけ。なんかレコーディングの時に言ってましたよね。

KAEDE.:「Only Your Angel」でしょ?

――まあ、ファンクですよね。しかも、どちらかと言えば白人がやるようなファンク。さらに言えば、ポスト・パンク/ニューウェーブ期あたりの、イギリス人が憧れでやっているファンクみたいな感覚があります。なので、本場の黒人の濃厚なファンクではなくて、もっと端正なグルーヴというか…。

AIRI.:超勉強になる。

KURUMI.:それが好きだという。

――YUME.さん、いいとこ突きますね。

YUME.:ホントですか? ありがとうございます。

――KAEDE.さんはいかがですか?

KAEDE.:私は「EMOTIONAL」という曲と「MY WAY」という曲が好きなんですけど。「EMOTIONAL」ってどういう…

KURUMI.:初のバンドスタイル!

――バンドっぽいですよね。

KAEDE.:歌詞もすごく良くて、感情が入れ込みやすいというか。感情移入ができる曲が好きです。聴いていて元気をもらえるとか、そういう曲がすごく好きです。

――「EMOTIONAL」って先ほど言われたようにバンドサウンドというか、ロック的なリズムや展開がちょっとPassCodeさんとかあの辺りを連想させますよね。

一同:あぁ!確かに。

――そういう激しいのが好きだということですね。

KAEDE.:はい。

――AKIRA.さんは?

AKIRA.:私は、アイドルさんだとBiSHさんとか、ジャンルでいうとバラード系とか。結構幅広く聴いてます。シンガーソングライターさんとかも好きです。よく聴くのはBiSHさんとか、ミオヤマザキさんとか、そういう系統が好きですね。 

――いろいろ聴かれてるわけですよね。では、続いてAIRI.さん。

AIRI.:私は、背景が浮かび上がってくるような特徴のある曲が好きで…。今回のカップリングの「STARLIGHT CIRCUS」とか、本当にサーカスみたいな曲じゃないですか。そういう色の濃いモノが好きなのと、クラシックバレエをずっとやってきたのでクラシックを聴くと落ち着きますね。あと、ウクレレの平井大さんの曲とか。プライベートでは落ち着くのものが好きなんですけど、仕事のスイッチが入ると「STARLIGHT CIRCUS」みたいな曲が好きです。

――ああ、クラシックバレエをやられてたんですね。留学もされようとしたんですよね?

AIRI.:はい。留学するか上京するかの二択で迷って、ギリギリのタイミングでこっちに来たんです。

――僕クラシック大好きですよ。バレエというとどういう演目をやられたんですか。

AIRI.:いろいろやってますね。一番最後にやったのは『ドン・キホーテ』でした。すごく落ち着くんです、クラシックバレエの曲を聴くと。

――デビアンの曲にもクラシカルなフレーズとか結構入っているじゃないですか。

AIRI.:ちょっと違いますね。でもおもしろいです。今勉強中です。加入して1年経ったんですけど、まだ全然知らない曲のジャンルとかもたくさんあるし、デビアンもどんどん新しいジャンルに触れてるからとても楽しいです。

――みなさんの音楽嗜好をお聞きしましたが、では、今“正統派アイドル”というとどの辺のものをイメージしているんですか?

KURUMI.:正統派アイドル…。

KAEDE.:乃木坂さんとかAKBさんとか?

AIRI.:コンセプトが変わった時にみんなで「え?沸ける正統派?それって正統派じゃないよね?」みたいな話しをしていて。「どうしよう」ってなってたんですけど、「デビアンなりの“沸ける正統派”を作ればいいんじゃない?」という結論に至って。だから、「“沸ける正統派”といえばデビアンなんだよ」という認識にしようということになりました。「“沸ける正統派アイドル”というのはこれなんです」というのをデビアンが示す、みたいな…。

――それは5人で話したんですか? 大人も入って?

KAEDE.:マネージャーさんに「正統派アイドルってどういうことですか?」って聞いたときに、「デビアンの正統派とは今のデビアンのこと」みたいな答えだったんです。「俺の中でのデビアン」みたいな。

AIRI.:「俺が作ったらこうなるんだよ」って。

KURUMI.:「俺の正統派アイドルはこれだよ」と言われて。「ウチらの正統派と全然違うな」と思ったんですけど(笑)。純白な感じがするじゃないですか、“正統派”って聞くと。でも、マネージャーさんが言うには「俺の正統派はこれ」って。「あ、これ正統派なんだ」と思いました。

私の中でDevil ANTHEM.は本当に遠い存在だったんです(AKIRA.)

――AKIRA.さんは、まだ加入して日が浅いですが、慣れましたか?

AKIRA.:慣れました。

――それまでってデビアンのことはご存じだったんですか?

AKIRA.:知ってました。

――ライブを観たりとかは?

AKIRA.:はい。観ました。私はそれまで別のグループにいたんですけど、その時に対バンでも何回か一緒になったことがあって。一度一緒に写真を撮ってもらったことがあったんです。でもそれ以降も、対バンが一緒になっても話したりとかできず、楽屋が一緒でも、そこにDevil ANTHEM.がいるというのに端っこでこじんまりと固まってずっとデビアンを眺めてるっていう…。

KURUMI.:ウチらうるさかったでしょ。

AKIRA.:うん。結構うるさくて(笑)。

KURUMI.:うるさいよね。

AKIRA.:楽しいんだなって。

――ちょっと近づきがたい感じだったんですか?

KAEDE.:えぇ!

AKIRA.:いや、そんなことはないんですけど。

KURUMI.:ちょっと言わされてる感ある(笑)。

AKIRA.:気は遣ってないんですけど、本当に近寄りがたいとかそういうのではなくて、私の中でDevil ANTHEM.は本当に遠い存在だったんです。

KAEDE.:ホント????

AKIRA.:ホントだよ。ホント。

――なるほどね。その時はまさか入るとは…

AKIRA.:思ってなかったですね。

――遠い存在のグループに…

AKIRA.:自分が入っちゃった。

――入っちゃったと。いざ入ったら、大したことなかったみたいな感じですか?(笑)

AKIRA.:いえいえ(笑)。でも最初のご対面の時は「仲良くしてくれるのかな」と不安でした。こう見えて結構コミュ障なんですよ、私。

――そうなんですか? 全然見えないですけど。

AKIRA.:口下手で。話したいなって思うことが出てこなかったり。

――たくさん今しゃべってますよ。

AKIRA.:ホントですか!

KURUMI.:できてるよ。

AKIRA.:初対面の時は緊張とか、言葉で表せないくらいのよくわからない気持ちがこの辺にいっぱいあって。でも会った時は結構フレンドリーに話し掛けてくれて。ご対面した後にレッスンだったんですけど、レッスンの時も結構話し掛けてくれたんです。その、なんていうんですか、それがあってこそっていうのもあれなんですけど、今となっては、特典会などでもKURUMI.ちゃんとバカやったり…。

KAEDE.:なにその“青春”みたいな感じ(笑)。

AKIRA.:気を遣うこともたまにあるんですけど、基本は素で自分を出せるようになってきたので…。

――まだちょっとは気を遣う部分も?

AKIRA.:いや、ないです。

AIRI.:そこは「ある」って言っとかなきゃ!

AKIRA.:あります!

AIRI.:3年先輩もいるんだからね、忘れちゃダメだよ(笑)。

AKIRA.:そっか、あります(笑)。

――(小声で)ここだけの話、いじめとかないですか?

AKIRA.:ないですないです(笑)。たまに板に変な落書き書かれるんですけど(笑)。

――板???

AKIRA.:特典会のチェキのメッセージを書いたりとかするやつあるじゃないですか。あの板に変な絵を(笑)。

KURUMI.:落書きするんですよ、サインボードに。特典会でちょっと時間が空いた時とかに落書きし合ったりするんですけど、AKIRA.ちゃん、自分で落書きしてる。

AKIRA.:違う(笑)。

――ああ、自分でなんですね!

AKIRA.:え、違います。変なやつは違いますよ。私じゃないですよ。

KAEDE.:変なやつが何かわかんないから!でも、すごい楽しそうにしてました。特典会で。慣れるのがすごく早いなと思いました。ウチらは慣れるのめっちゃかかったよね。

KURUMI.:うん。YUME.とKAEDE.はホント長かった。

KAEDE.:長かった。

YUME.:1カ月?

AKIRA.:なげぇ(笑)。

KAEDE.:もっと長かったかもしれない。

KURUMI.:YUME.ちゃんとKAEDE.ちゃんは、加入した当初、私にとって初めての年下だったんですよ。私、それまで後輩というものを知らなくて。

――そっか。ずっと最年少だったんですね。

KURUMI.:そうです。ずっと末っ子だったので。初めて自分より年下が入ることになって、私生活でも末っ子なので年下の扱い方がわからなかったんですよね。頑張って接しようとして、優しいお姉さんになりたかったんですけど、全然なじめなくて。他のメンバーにお姉さん的な存在を持っていかれちゃって…。全然仲良くなれない、自分の中では全然仲良くなれていない感じだったんですけど。1年ぐらいたってやっとちゃんとしゃべれるようになりました。

――1年もかかったんですね。

KURUMI.:やっぱり年下だから考えていることがわからなくて。何を考えてるんだろうなと思って、「これ今言って大丈夫かな」とか気を遣ってました。だけどAKIRA.ちゃん、年下なんですけれど、すごい普通でした。全然普通にしゃべれました。ね!

AKIRA.:ね!

――ということは、Yume.さん、KAEDE.さんのお二人とは、最初は壁があったわけなんですね。

KURUMI.:長かったよね、ホントに。

KAEDE.:長かった。

YUME.:先輩たちが「敬語じゃなくていいんだよ」って言うんですけど、私たちはずっと敬語でした。「わかりました」って。

――でも年齢はほとんど変わらないですよね。

KURUMI.:1歳差なんですけど、グループでは2年後輩という感じだったので、先輩をすごい怖がってました。「怖がってるんだな」というのはわかりました。怖いことしてないと思ったんですけど。

KAEDE.:もともと人見知りなので。

YUME.:そう、ウチも人見知りだったから。

KAEDE.:だから全然しゃべれない。

KURUMI.:あと、KAEDE.ちゃんも最初の頃はめちゃめちゃ壁が厚かった子だったんですけど、今はいきなり変なことを言いだしたりとか。ずっと一人でしゃべってたりとか。メンバーにしゃべりかけても、メンバーが反応しなかったりとか(笑)。すごい変な感じなんですけど(笑)。ね。個性が強くて、YUME.とKAEDE.は。AIRI.ちゃんは1年前に加入したんですけど、割とすぐに馴染みましたね。

KAEDE.:早かった。

歌詞に込められた想いみたいなものを考えながら表情を作ったりします(KAEDE.)

――では改めて、みなさんのパーソナリティをお一人ずつ探りたいと思います。まずは「KURUMI.さんはどういう人なのか」というのを他のメンバーから紹介していただきたいのですが…。

KAEDE.:テンションがいつも高い。

AKIRA.:異常です。

――はい。それはここまででもう十分わかりました(笑)。

KAEDE.:語彙力がすごいです。

――ああ、確かに。

YUME.:ブログとかすごい。

――しゃべりも的確ですけど、書く方もいけるわけですね。

AIRI.:頭の回転が素晴らしくて、いつもフル回転してるから、たぶん変なんでしょうね。

YUME.:相談にすごく乗ってくれます。10聞いたら100返ってくるみたいな。

――へぇ~。

KURUMI.:それ面倒くさくない???

YUME.:いや、すごいいいです。

――ここからは“いい感じ”のことをいっぱい言いましょうね(笑)。相談に乗ってくれるんですね。

YUME.:いい先輩です。

KURUMI.:ありがとう。

――じゃあ相談に乗ってくれて、解決したこともいっぱいあるわけですね?

YUME.:あります。で、頑張ろうって思ったことは何回もあります。

――例えばそれは「もう辞めたい」とかそういう…?

YUME.:あります、そういうの。

KURUMI.:言っちゃダメそれ。ブラック(笑)。

AIRI.:闇出た、闇(笑)。

――ホントですか???

KURUMI.:悩んでいて時期がね。あったんだよね。

――辞めないでくださいね。

YUME.:辞めないです。頑張ります。

――どうですか? 他に。今のうちに言いたいこと言っておいた方がいいですよ。

KURUMI.:あんまりないっぽいです。

AIRI.:そのまんまですよ。

KAEDE.:流行に乗るのが早い。ギャグとか。そういうのが早いです。知らないのがいっぱい出てきます。話していると。

――続いてYUME.さんのことを。

KURUMI.:どうどう? 同級さん。

KAEDE.:癒しです。

――ああ、でもそういう感じしますね。

KAEDE.:眺めているだけでいい感じです。

――拝むわけですね。

KURUMI.:拝んでます。

KAEDE.:拝み代表です。

AIRI.:すごい謙虚だよね。もっと自信持ちなよ。誰もがうらやむものばっかり持っているのに。

KAEDE.:ホントに。

KURUMI.:謙虚すぎるところもあるし…。YUME.ちゃんと遊びにいったりとかお話ししたりよくするので、“トリセツ”が作れるほどわかってきたんですが、第一印象は真面目ですごい美形で才色兼備な感じで…。でも、中身は意外と思っていることが“強い”というか…。

AIRI.:意志が強い。

KURUMI.:あと、イライラの沸点低いよね。

YUME.:うん。

KURUMI.:私もそうなんですけど、イライラする沸点が低くて。二人でいるとちょっとしたことで「これイライラするよね」って言ったりとか。結構黒い部分もあって、二面性が強いです。探っていくととても面白くて。バラエティー性も意外とありますね。ずっと黙ってるのに、ポロッとしゃべった言葉がライブのMCで一番ウケたりするんですよ。例えば私がいろんなことを頑張ってしゃべってもファンの方の反響は「ハハハ」ぐらいなのに、 YUME.ちゃんがポロッとしゃべったことが「うわー」ってウケることがあって…。だからすごい面白い子で、バラエティーとかにどんどん出て欲しいなと思います。ホントに。

――バラエティーに出させたいわけですね。

KAEDE.:面白味があるので。

KURUMI.:まだちょっと謙虚な部分が大きいので、謙虚な部分を上手く剥ぎ取れたら最強になると思います。

AIRI.:特典会でファンの人が言ってたんですけど「YUME.ちゃんは可愛すぎて近寄りがたいけど、いざ話すとめちゃめちゃおもしろいから、新規の人、もっとYUME.ちゃんにチェキ行って欲しい」って言ってました。

KURUMI.:べた褒めされてました。

YUME.:知らなかった。

KAEDE.:知らないこと多い!(笑)

――どうですか? 他の方は。そんな感じですか?

YUME.:恥ずかしくなってきた。

一同:(爆笑)

AIRI.:可愛い。

KURUMI.:可愛い。

――なんかエキゾチックな感じのお顔をされてますよね。

KAEDE.:すごい整っている。

――それに加えて面白いわけですね。ちょっと面白ろ成分を引き出せるように頑張りたいなと思います。続いてKAEDE.さんについて、いかがですか?

AIRI.:KAEDE.ちゃんは、ワンちゃん!

KURUMI.:ワンちゃん!

KAEDE.:犬!???

――ああ、でもそんな感じしますね。

KAEDE.:あ、するんですか?(笑)

――ちょっと動きが小犬系ですよね。

AIRI.:天然で、朗らかに見えるけど、実は意志が強くて、って感じですね。カッコいいです。パフォーマンスもカッコいいし。

YUME.:あと、この一年ですごい化けた。

KURUMI.:そう、化けた!!!

YUME.:いい意味で化けた。

――どういうふうに化けたんですか?

YUME.:歌が上手くなったよね。

AIRI.:うん。めちゃくちゃかっこいい。

YUME.:KURUMI.ちゃんと並ぶくらい上手い。

――そうらしいですよ。

KAEDE.:全然です…。

KURUMI.:表現力がすごいです。レッスンの時とか、客観的に見ると、圧倒的にKAEDE.に目がいくんです。笑顔と真顔を使い分けたりとか切り替えがすごくて。アーティストだなという感じがします。「ダンスも歌も完璧なのに表情まで持ってくるか!」みたいな。

AKIRA.:持ってくるか!(笑)。確かに。

KURUMI.:特典会でしゃべるとすごくおチャラけて、デビアンのおバカ代表みたいなところもありつつ、ライブではカッコよくて、そのギャップがすごいです。

――KAEDE.さん、そう言われてますけどどうですか? 表現力がすごいって。

AIRI.:アイドルさんの動画とか見て研究してるよね。

KAEDE.:アイドルさんとかアーティストさんのライブを見るのが好きで、表現とかそういうのに注目して見ています。

――例えば「真顔と笑顔を切り替える」みたいなのは意識してやってるんですか?

KAEDE.:私、チアリーディングをやってたんですけど、チアって表現がすごく大事なんですよ。笑顔とか表情を作るのがとても大事で。それが少しデビアンで生かされてるのかなって思います。

――その切り替えって曲の中で決めてやってるんですか? それともその時々で違うんですか?

KAEDE.:歌詞に込められた想いみたいなものを考えながら表情を作ったりします。でも、ライブでは毎回違いますね。

――歌詞に沿って表現するけど、それもいつも決まっているわけではなくて、その時の気分だったりとかフィーリングで。あと相手の観客の反応とか見ながら変わっていく、と。

KAEDE.:そうです。

――アーティストですね。

KAEDE.:アハハ。

デビアンのファンの方はコミュ力が高くて、頭いい人が多いんですよ(AKIRA.)

――では、お次はAKIRA.さん。

KAEDE.:AKIRA.ちゃん。でもなんかAKIRA.ちゃん…フフフ(笑)。

AKIRA.:なんか笑われたんだけど…。

――アハハハ。

KAEDE.:でも、すごいダンスがうまいです。

KURUMI.:AKIRA.ちゃん。先ほども言いましたが、割と馴染むのが早かったんです。壁が無いからドンドンドンドン相手の懐に入りこむ感じなんですよね。

――でもコミュ障っておっしゃいましたよ。

KURUMI.:全然コミュ障とは感じませんでした。コミュ障だと思わなかったよね?

YUME.:うん。

KURUMI.:「すごいな、この子」と思いました。

AKIRA.:頑張りましたよ、ウチ。

――馴染もうと頑張ったんですね。

AKIRA.:ガチで頑張りましたよ。最初はホントにヤバかったですからね。でも年が近いからいけましたけど。でもやっぱり、ファンの方とかって結構年が離れてる方とか多いじゃないですか。初見の方が来た時は「…」って感じでした。全然会話が出てこなくて。

――あぁ、そうなんですね。

KAEDE.:でも今日特典会で「AKIRA.ちゃんに初めて行ったんだけど、すごい変な子だね」って言ってる人がいました。すごいしゃべります。

AIRI.:若干KURUMI.ちゃんと同じ匂いがする。

KURUMI.:うん。私も思うんです。なんか、はじめましてのお客さんに対してワーってしゃべって「バイバーイ」みたいな感じがすごく似てて。生意気な女の子って感じが似ていると思います(笑)。

AIRI.:KURUMI.ジュニアかもしれない(笑)。

KURUMI.:KURUMI.ジュニア(笑)。

――これからそういう感じにどんどん育っていくわけですね。

KURUMI.:そうですね。これから。

AKIRA.:頑張ります。

KAEDE.:KURUMI.ちゃんになる!

AKIRA.:KURUMI.ちゃんになれるように(笑)。

――なれるようにね(笑)。じゃあ次にインタビューする時は、KURUMI.さんのようなトークが2倍来るわけですね(笑)。でも、前のグループの時にも特典会はありましたよね?

AKIRA.:ありました。

――じゃあ経験値は高いわけですよね。

AKIRA.:ですね。でも、グループによって来る人の雰囲気が違うじゃないですか。前のグループでは、言いにくいんですけど、あまり喋らない方とか、コミュ障の方とか…。

KURUMI.:もっと良く言って! “大人しい方”とか。

AKIRA.:“大人しい方々”がたくさんいらっしゃって。でもデビアンのファンの方はコミュ力が高くて、頭いい人が多いんですよ。なので、よくバカバカって言われます。

――え?ファンの方に?

AKIRA.:言われます。まあ、ホントにバカなんですけどね。

KURUMI.:デビアンで一番バカです。成績も「1」がいっぱいあるもんね。

AKIRA.:ホントに「1」がいっぱいあるんですよ。

AIRI.:シッ! あんまり言わないの!

AKIRA.:「5」がいっぱいあります。

KURUMI.:ダメダメ、嘘は(笑)。

――「5」がいっぱいあるんですね(笑)。

KAEDE.:「5」がいっぱい(笑)。

――えーっと。「1」がいっぱいある。「5」がいっぱいある。どちらを書きましょうか???

AKIRA.:どちらでもどうぞ。アハハ(笑)。

KURUMI.:でもAKIRA.ちゃん、「1」がいっぱいあったりとか、「KURUMI.ジュニア」とか言われますけど、ホントに超感心したのは、覚えがめちゃくちゃ早いんですよ。

――ですよね。だって短期間でたくさん曲を覚えなきゃいけなかったんですよね?

AKIRA.:そうですね。

KURUMI.:例えば新メンバーが入った時って、入ったばかりの時は「ちょっと立ち位置違うな」とか「ここじゃないんだけどな」とかあったりするんですが、AKIRA.ちゃんの場合、すぐに踊れちゃうんですよ。レッスンの時も、AKIRA.ちゃんがまだやっていない曲をやる時にみんなで教えるんですけど、私たちは語彙力がないので「ここはこうで、ここはこうで、たぶんこんな感じ」とか適当な感じで言っても、もう次に曲を合わせたらバッチリできちゃうんですよ! 頭に入るのがすごく早くてめちゃくちゃ感心しました。新曲の「Only Your Angel」も最近振り入れをしたんですけど、ひとりだけすごいバキバキに踊れてて。「もう覚えたの?!」みたいな。まだみんな「え?」ってなるのにAKIRA.ちゃんだけひとりでバキバキに踊ってて。

――それは頭いいんですよね。

AKIRA.:だから「5」がいっぱいあるんです(笑)。

KURUMI.:地頭がいいんだよね。もともとの頭が。

AKIRA.:そうですそうです。

――あるいは、頭に何も入ってないから入りやすいんですかね(笑)。

KURUMI.:ああ、それもあるかも! 知識がない(笑)。

AKIRA.:あ、たぶんそうですね。

AIRI.:「そうですね」って(笑)。

KURUMI.:言っちゃった(笑)。

――(笑)。とりあえず「頭がいい」ってことですよね。

AKIRA.:頭いいんです、はい。

――秀才キャラでいきましょう。

AKIRA.:秀才キャラ???

KURUMI.:もうバカじゃん。

AKIRA.:秀才キャラって何ですか?

AIRI.:頭いいの。

KURUMI.:頭がいいってこと。

AKIRA.:ああ、そうですそうです。

――“頭いいキャラ”です。

AKIRA.:頭いいキャラで(笑)。

――では、お待たせしました。AIRI.さん、いきましょう。

AIRI.:なんかある? ないよね。

AKIRA.:お母さんです。

AIRI.:“お母さん”って誉め言葉なのかなあ。

AKIRA.:誉め言葉だよ。母性が強い。

AIRI.:そうなのかあ。

KAEDE.:髪の毛とかやってくれたりとか。わからないことを教えてくれたりとか。学校のこととか料理のこととか、そういうことを。

AIRI.:まさにお母さん(笑)。

KURUMI.:でもなんか“お母さん力”が強いということは“女子力”が高いということですよね。

KAEDE.:いい匂いがする!

KURUMI.:しかも料理もおいしい。

YUME.:女の子の鏡。

KAEDE.:服装とかも女の子らしくて。

AIRI.:なかなか褒められることないから恥ずかしい…。

――得意料理はなんですか?

AIRI.:得意料理ですか。なんだろう…。得意料理っていうのは特に決まってないんですけど、残り物とかでアレンジして朝食にしたりとかはします。

KURUMI.:すごい!

AIRI.:夜にナスとかミートでパスタを作ったら、次の日の朝はリゾットにしたりとかしますね。

一同:へえー。すごい…。

――すごいですね。

AIRI.:それを作った時は友だちがすごい喜んでくれました(笑)。

KAEDE.:すごいね。

AIRI.:でも、アイドル面じゃないじゃん(笑)。

色っぽい表情でライブを頑張りたいなと思います(KURUMI.)

――では、最新シングル『えっとねれみしー』について、いきましょう。まずはざっくりとお聞きしますけど、ニューシングルどうですか?

KURUMI.:(AKIRA.に向かって)どうですか?

AKIRA.:(隣のAIRI.に向かって)どうですか?

KURUMI.:いや、言えや(笑)。

AKIRA.:えっとですね…。表題曲の「えっとねれみしー」は、恋心っていうの?

KURUMI.:うん。

AKIRA.:恋する女の子みたいな歌詞じゃないですか。あまり私自身恋をしたことがないんですけど。

――“あまり”ないんですか???

AKIRA.:あんまりない(笑)。

KURUMI.:「あんまり」って言っちゃダメ(笑)。

AIRI.:片思いも恋だから。大丈夫?

AKIRA.:片思いもないんですよね。片思いもホントになくて。でも歌詞をバーッと見ていると「わかるかもしれない」というところがあったり。片思いしたことないのに、なんか「あー」みたいに納得する歌詞が結構あって。カップリングの「STARLIGHT CIRCUS」はサーカス感がすばらしい感じで。「Only Your Angel」は……私たち基本はサビを全員で歌ってるんですけど、「Only Your Angel」はサビにソロパートがあるんです。そういう新しいものがドンドン、ドンって。

KURUMI.:擬音しかないんだ(笑)。

KAEDE.:ドーンな。

――いろいろな新しい試みがあるわけですよね。

AKIRA.:いろんな新しいことが入ってて。今回のシングルは結構面白いんじゃないかなって思います。

――KAEDE.さん、いかがですか?

KAEDE.:私は「えっとねれみしー」が一番好きで、聴いた時に「お!」と思って。私ずっと、切ない系の恋の曲をデビアンで歌いたかったんです。好きなアイドルさんにそういう曲があって「いいな」と思ってたので。今回この曲をいただいて「やった!」って思いました。歌詞を読んだらすごく可愛くて、ファンの方も切ない系の方が好きっていう人が多くて…。これは人を選ばずみんな好きになってくれるんじゃないかなと思いました。

――他の方はどうですか?

YUME.:「えっとねれみしー」はすごい可愛らしい曲で、「STARLIGHT CIRCUS」は盛り上がる曲で、「Only Your Angel」はカッコイイ曲で。それぞれジャンルが違うので、聴いていてすごく楽しめるんじゃないかなと思います。

――AIRI.さんは?

AIRI.:私、さっきも言ったように「STARLIGHT CIRCUS」がすごい好きで。自分的には、既にライブで何回かやってるんですが、すごいテンションが上がって乗れちゃう曲なんですよ。振り付けも可愛らしくて。サビとかは音程が高かったりするんですけど…。レコーディングの時に「ミステリアスに歌って」って言われて…。「曲をこういうふうな歌い方にして欲しい」とか注文をいただいたのが初めてだったんです。もっと曲をよくしていきたいなという思いが強くなりました。カッコよく歌いたいなと思います。

――結構この曲に思い入れがある感じですね。

AIRI.:好きですね。歌ってて気持ちいいいです。

――では、KURUMI.さん。

KURUMI.:そうですね。カップリングの「Only Your Angel」なんですけど、この曲は「えっとねれみしー」と同じく恋愛ソングではあるんですけど、「Only Your Angel」の方がすごく色っぽくて、女性っぽい感じなんです。私が歌っているところなんですが、3つ目のBメロに「ねえ君も今同じ気持ちならば わたしをほら早くぎゅっとぎゅっと抱いて」という部分があって…。私たちの歌詞の中でこういうの初めてなんですよ。「ぎゅっと抱いて」とか「止めようとしてもダメ 加速する想い」とか。すごく色っぽくて、聴いているこっちがドキドキしてしまうような歌詞で、その部分の歌割をいただいたんですけど…。Bメロが3つあって、全部私が歌わせてもらってるんですが、歌詞も違いますし歌詞を見ていてちょっと物語が進んでいるんです。なので、Bメロひとつひとつを「どんどんストーリーが進んでいってるな」って感じ取ってもらえるように歌いたいですね。色っぽい歌詞もあるので、色っぽい表情でライブを頑張りたいなと思います。

――なるほど。同じBメロでも繰り返すごとにというか、2番目3番目で表現が違うわけですね。

KURUMI.:そうです。だんだん色っぽくしていきます!

――では、1曲ずつもう少しお聞きしていいですか? まずは「えっとねれみしー」ですが、面白いタイトルですよね。

AIRI.:ひらがなです。

――「えっとねれみしー」って、どういう意味と捉えていますか?

KURUMI.:「えっとねれみしー」の「れみしー」は、英語の「let me see」です。昨日だっけ、「let me see」を日本語訳にしたら「そうねえ」だったんですよ。「えっとねえ、そうねえ」って感じなんですけど、私たちも「すごいなこの曲」と思いました。

AIRI.:直訳が難しいですよね。相槌的な「うーんと」みたいな。

――そうですよね。「えっとね」と「れみしー」とが同じ意味ですよね。それをつなげたという感じだと思います。

AIRI.:「えっとね、えっとね」ですか。

――「let me see」というと、確かに「そうねえ」と訳してもいいですし、「えっとね」でもいいですし、「う~ん」でもいいですし。とにかく、何かを言う前に考えを巡らせているというか、そういう状況の時に「hmm, let me see~」と言って、ある意味“時間稼ぎ”や“場つなぎ”をする感じなんですよね。ちょっと躊躇いや迷いがあったりした時とか…。まさにこの曲の歌詞がそんな感じですよね。皆さんは歌う時って歌詞は読み込んだりしますか?

KAEDE.:読みます。

――例えば作者の方なり大人の方から説明を受けたりしますか?

AIRI.:あんまり…。

KAEDE.:自分で考えます。

KURUMI.:受ける時と受けない時がありますね。

――自分で考えることが多いんですね。

KURUMI.:自分で考えるのがほとんどだよね。

KAEDE.:うん、そうだね。

――例えばこの「えっとねれみしー」なんて、ある意味、あんまり内容がないじゃないですか。

一同:そうですね。

――ストーリーはなくて。同じ言葉をずっと重ねていく感じです。それって逆に解釈難しくないですか?

一同:難しいです。

KURUMI.:難しいんですけど、昨日私、歌詞を見ていて、自分の中でストーリーができあがったんですよ。一番のAメロでは、自分の好きな気持ちにまだ全然気づいてなくて、「でもなんか変な気持ちになるんだな」と考えて、2番のAで「好き」という気持ちに気付き始めるなと思ったんです。

――おぉ、そこで歌詞にもあるとおり「feel it」してるわけですね。

KURUMI.:そうです。その後の歌詞もそうなんですけど、気づき始めて2番Aの最後に「あのね、聞いてほしい」っていうんです。ここで告白を決意したんだなと思って。そこからのサビなので「告白した」「思いを伝えた」というふうに私の中にストーリーが出てきていて。だから、この曲を聴く時はたくさん歌詞を見て欲しいなと思いました。

――なるほど。「思いを伝える」のにそれだけ時間が掛かるわけですね。気持ちが出てくるまで…。

KURUMI.:私も全然出てこなくて。

――「私も全然出てこなくて」というのは、実際の場面で?

KURUMI.:いやいやいや、歌詞を見てて(笑)。ストーリーが出てこなかったなっていうやつです(笑)。

一同:アハハハ

――あぁ、そっちですね(笑)。でもこういう場面って、日常生活で実感することってありますか?

KAEDE.:実感?

YUME.:実感?

AKIRA.:全くないです。

――例えばこの気持ちを歌うとしたら、実際にこういう気持ちになってみないと歌えない、っていう側面もあるじゃないですか。

AIRI.:でも、ライブで歌ってて曲に入り込んじゃって、ファンの方に向けてそういう気持ちになって、っていうことはありました。

――ああ、ファンの方々に気持ちを伝えたいけどなかなか言葉にできず、みたいな。

AIRI.:そうですね。主人公になりきって歌うと、目線に入った目の前のファンの方がその相手だと思っちゃう、っていうのはあります。なんか恥ずかしいですけど…。

――なるほどね。

AIRI.:普通に歌ってて、「あっ」っていう気持ちになることはありますね。でも、それは特定のファンの方じゃなくて、その場その場で目のあった方とか、こっちを見てくださってる方とか、そういう人なんですけどね。

――ライブの場もある意味コミュニケーションの場であって、それが一発でバーンって上手くいく場合もあれば、なかなか上手く伝わらない場合もあったり、逆に敢えて焦らしたりということもあったりするわけですよね。

AIRI.:はい。焦らしも。

KURUMI.:すごい可愛いですね。

今回改めて歌に対しての姿勢というか、思うことも変わりましたね(KURUMI.)

――では、「STARLIGHT CIRCUS」。先ほどもおっしゃっていましたけど、鮮明にイメージが浮かぶような曲ですよね。

KURUMI.:そうですね。

――この曲はどんな気持ちで歌っていますか?

KAEDE.:サーカスにいるような(笑)。

――まさにそうですよね。しかも“夜”の感じですよね。

AIRI.:うんうん、そうです。

――しかも野外というか、そんなイメージですよね。ジャグラーとかディアボロとか、そういうのをやってるんですよね。

YUME.:そこでサーカスを感じます。

――でも皆さん、あまりそんな体験とかってないですよね?

KURUMI.:ないですね。

KAEDE.:そもそもサーカスに行ったことないですね。

AIRI.:アニメとかで見ました。『ピノキオ』とか。

YUME.:わかるわかる。

AIRI.:ピノキオが悪い人たちのところに紛れ込んで、その人たちにサーカスをさせられる、みたいな。そういうミステリアスな雰囲気は連想できるかなって思います。

――ですよね。“悪魔”とまで言っちゃうと違うかもしれないですけど、ちょっと“悪魔の夜会”みたいな怪しい雰囲気はありますよね。

KURUMI.:危ない感じがしますね。

――怪しいところに紛れ込む感じが。それも大人っぽいですよね。

KURUMI.:この曲、GEEKSっていうバンドのエンドウ.さんという方が作ってくださったんですけど、GEEKSさんのミュージックビデオとか曲とか、結構こんな感じなんですよ。声とか歌い方とかが怪しくて、「怪しいなこの人」という感じがしました。レコーディングの際にエンドウ.さんが来てくださって、実際いろいろとディレクションをしてくださったんですが、「あ、こんな感じで録るんだ」と思いました。レコーディングしている時は「怪しく歌ってください」と言われて、なんかすごく恥ずかしくなっちゃったんですけど…(笑)。でも、面白かったです。なので、すごくいい曲に仕上がったなと思います。

――「怪しく歌ってください」と言われたんですか?

KURUMI.:言われました。「ここは怪しく歌って欲しい」って。「もっと怪しく、もっと怪しく」って言われました。実際に歌ってくださって「わかる? こういう感じ」っていうふうに指導してくださったんです。Aメロの最初の4行は私が歌っているんですけど、「ねちっこく、嫌味っぽく歌ってください」と言われました。すごい面白い方でしたね。歌ができあがる時ってこういう感じなんだなと改めて思いました。経験者がいないままデビアンも始まったので、これまで手探りでやってきたんですよ。今回改めて歌に対しての姿勢というか、思うことも変わりましたね。この曲は歌っていてすごく楽しいですし、ライブで一番盛り上がるんじゃないかなと思います。

――初期のデビアンのコンセプトにもちょっと通じる部分もあるように感じます。

KURUMI.:そうですね。初期のデビアンぽさもあると思います。

――続いて、YUME.さんのお好きな「Only Your Angel」。

YUME.:はい。

――僕も大好きなんですけど、これ、ちょっとボーカルのスタイルがこれまでの曲と違いますよね。

KURUMI.:そうですね。

――トーキングスタイルというか、ちょっとラップにも近いような。かなり言葉を詰め込んでいます。

AIRI.:レコーディングはホントに難しかったです。呂律が回らないみたいな。滑舌悪いので全然言えないんですよ。でもKURUMI.ちゃんとかはラップがすごい得意だから、

KURUMI.:ラップ好きです。

AIRI.:めちゃくちゃ滑舌が良くて。普段のしゃべりも早口だけど。

KURUMI.:そう。だけどAメロひとつももらえなくて(笑)。Bメロばっかり歌わされて(笑)。速いところはもらえなかったんですけど。みんなに頑張って欲しいです。

――それは、敢えて他の方に振ったんですかね。

AIRI.:たぶん。面白がられて。

――YUME.さんはこの曲のどういったところが好きなんですか?

YUME.:自分のパート…なんだっけ…?

KURUMI.:どこだ? これだよね。「ちょっとわざと君のタイプ」ってとこだ。

YUME.:そう。「狙ってる服を着て ふいにフワッと笑顔でアピールしたりね」という歌詞をいただいたんですけど、可愛いです…。あぁーん!

――え?なんですか???(笑)

KURUMI.:頑張れ頑張れ。「あぁーん」じゃない(笑)。アピールしてるんだよね?

YUME.:はい。

KURUMI.:頑張ろう(笑)。

――(笑)。これも気持ちが行ったり来たりしている感はありますよね。

YUME.:そうなんです。

KURUMI.:Aメロには“恋の駆け引き”があるなと思いました。アピールしたりして。

AIRI.:女の子だよね。

KURUMI.:わざと自分からは吹っ掛けないけど相手に気付いて欲しい、みたいな恋の駆け引きがあって、やっぱり色っぽいですね。

YUME.:はい(笑)。

――皆さんもだんだん大人の表現が板についてきた感じですね。他にありますか?

KAEDE.:あ、はい。この曲は歌メロの高低差が激しくて、すごくテンポも速くて、ダンスも結構速かったりして、すごく難しいですね。

AIRI.:細かいよね、ひとつひとつの振りがね。

KAEDE.:そうですそうです。細かいところまでこだわっている感じがして…。

――確かにノリが違いますよね。これまでの皆さんの曲は、いわゆるハウスやEDMの四つ打ちのものが主体でしたが、これは完全に16ビートを意識したものでノリが違うんですよね。横揺れな感じです。皆さんもそれを体感してるわけですよね。

KAEDE.:はい。ダンスがすごく細かくて。テクニックがないと難しいというか、カッコよく見せるのが難しい振りが多くて。だから研究が必要だなと。

ワンマンを絶対に成功させて、メジャーデビューという目標に一歩でも近づきたいと思います(YUME.)

――では、そろそろ時間もなくなってきましたので…。今度ワンマンやりますよね。いつでしたっけ?

KURUMI.:12月16日です。

――その意気込みを一人ずつ言っていただいて締めましょう。

KAEDE.:意気込みですか? 新宿BLAZEでのワンマンは個人的に夢だったんです。夢が叶うのはすごくうれしいんですけど、すごく広い会場、デビアン史上一番広くて不安もあるんですけど…。ファンの人をデビアンの世界に入り込ませて、楽しませる自信はあるので、皆さんに来てもらいたいです。

YUME.:私たちはメジャーデビューを目の前の目標にしているので、ワンマンを絶対に成功させて、メジャーデビューという目標に一歩でも近づきたいと思います。来て欲しいです。

AKIRA.:ステップアップできるようなライブにして、12月16日に来なかった人を必ず後悔させてやるぞという気持ちです。来た人にしかわからない良さを。「行けばよかったな」とか「なんでこっちじゃなくて別の現場に行っちゃったんだろう」みたいな後悔をさせてやるぞと思っています。

AIRI.:この夏は、「デビアンの夏」って呼びながら「波を作ろう」って頑張ってたんですが、実際目に見えてお客さんが増えたりという実感が正直なところまだまだなくて…。夏以降もこのワンマンライブを大きな目標として掲げて頑張ってきたので、絶対成功させたいと思っています。ファンの方も「興味を持ってくれた人を連れていくよ」って言ってくださっているので、その新規の方々をしっかり捕まえて、大きな波を作っていきたいです。

――では最後、KURUMI.さん締めてください!

KURUMI.:新メンバーAKIRA.ちゃんが入って初めてのワンマンとなるんですが、AKIRA.ちゃんはダンス経験者だし、もともとアイドルもしていたので、そもそものレベルがすごく高くて、他の4人もすごく刺激されていい感じに成長できていると思います。なので、卒業しちゃったメンバーを推してましたっていうファンの方も、もうデビアン全然行ってないなっていう方も、ぜひ来ていただいて、パワーアップしたデビアンを観ていただきたいです。デビアンのワンマンは、いつものライブと違って、レーザーを使ったりして、すごく刺激的というか、視覚的にも綺麗というか、感動するライブでもあるので…。音もいつも以上に気を遣ったりしているので、観るライブ、聴くライブ、そして沸くライブが好きな方、みなさんに来て欲しいと思います。ぜひ来てください!

(取材・文:石川真男)

Devil ANTHEM. ライブ情報

「Devil ANTHEM. ONE MAN LIVE  Enter awake mode」

日程:2018 年12 月16 日(日) 
会場:SHINJUKU BLAZE  
時間:OPEN14:30 / START15:30

Devil ANTHEM. 商品情報

「えっとねれみしー」 2018.11.21 ON SALE!!

■A盤
NQKS-1023/定価 1,000円+税

01. えっとねれみしー
02. STARLIGHT CIRCUS
03. えっとねれみしー(Instrumental)
04. STARLIGHT CIRCUS(Instrumental)

■B盤
NQKS-1024/定価 1,000円+税

01. 01. えっとねれみしー
02. Only Your Angel
03. えっとねれみしー(Instrumental)
04. Only Your Angel(Instrumental)

Devil ANTHEM. プロフィール

「Make Some Noise」をキャッチコピーに、どこよりも楽しく沸けるライブを追求する正統派アイドルグループ。
「悪魔の聖歌」という名前の意味のごとく、天界から人々を幸せにするために降り立った小悪魔天使が繰り広げる真っ直ぐなパフォーマンス
が真骨頂の平均年齢15 歳の5 人組。通称デビアン。
私立恵比寿中学など数々のアイドルグループに楽曲を提供している今城沙々がほぼ全楽曲の作詞・作曲を担当。
またサウンド面に関してはUS HARDCORE、HAPPY HARDCORE、DUBSTEP などのデジタルサウンドからROCK、POPS など様々なジャンルを
取り入れ、すべてにおいて感度の高いサウンドを追求している。
2014 年12 月KURUMI.、NANOHA.、SATSUKI.、RIRIKA.、LIM. の5 人組として活動スタート。
2015 年4 月LIM. が卒業、同時にAI. が加入。2015 年8 月タワーレコードによるアイドル専門レーベル・youthsource recoeds より
「Devil ANTHEM. ~キミのハートを征服中」にてデビュー。オリコンデイリーチャート10 位を獲得。
2015 年9 月ファーストワンマンライブ「キミのハートを征服中」を2014 年12 月時に活動スタートとなったステージ新宿RUIDO K4 にて
開催。2015 年12 月セカンドシングル「覚醒WOW WOW」リリース。オリコンデイリーチャート12 位を獲得。2015 年12 月活動1 周年
記念となるワンマンライブ「Devil ANTHEM.1stAnniversary LIVE」を渋谷TSUTAYA O-NEST にて開催。
2016 年3 月~ 4 月大阪・東京でのワンマンライブ「Raphael→Michael」を大阪NAMBA MELL、東京Shibuya eggman にて開催。
2016 年6 月リーダーのRIRIKA. が卒業。2016 年7 月新メンバーKAEDE. とYUME. が加入、6 名体制となる。2016 年8 月3rd シングル
「らすとご!!」リリース。オリコンデイリーチャート13 位を獲得。同年8 月「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」に初出演。
同年8 月KURUMI. によるソロプロジェクト「竹越くるみfrom Devil ANTHEM.」が始動。2016 年9 月新メンバーKAEDE. とYUME. によるユニット
「KAEDE. とYUME. from Devil ANTHEM.」が始動。
同年12 月にデビュー2 周年記念となるワンマンライブ「EASTER」を渋谷TSUTAYA O-WEST にて成功させる。
2017 年2 月初の主催イベント「でびぱっぱ」を開催、同年3 月には初のファン参加型イベント「デビアンフレンドパーク」を開催する。
また同年4 月には初のフルアルバム「Fever」をリリースした。同年、7 月にてワンマンライブ「confusion」を下北沢シェルターにて開催。
チケットは追加販売も含めて完売となり成功させる。同年7 月をもってNANOHA. が卒業。8 月からは新メンバーAIRI. が加入する。
同年10 月24 日には1 年ぶりとなるニューシングル「EMOTIONAL」をリリース。オリコンデイリーチャート8 位を獲得。初の本格的バンドサウンド
への挑戦となる。また同年11 月12 日には下北沢GARDEN にてワンマンライブを開催。同年12 月3 日をもってメンバーのSATSUKI. が卒業。
12 月末にはグループ3 周年イベントを実施。2018 年4 月にはグループ初となる単独での東名阪ツアーを成功させる。同年5 月にはEDM の
派生ジャンル、ハードスタイルを取り入れたニューシングル「Like a 熱帯夜」をリリース。初のタイアップにとなるTBS テレビ「イベントGO !」
のオープニングテーマを獲得。9 月30 日には代官山UNIT でのワンマンライブを成功させる。10 月8 日にメンバーのAI. が脱退し、10 月13 日に
新メンバーAKIRA. が加入。

メンバー プロフィール

AIRI.

2001.11.6 生

YUME.

2003.4.18 生

KURUMI.

2003.1.7 生

AKIRA.

2003.12.14 生

KAEDE.

2003.10.2 生


公式サイト
http://devilanthem.com/

公式ツイッター
@devilanthem


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