ONEPIXCEL|「Girls Don’t Cry」も「TURN ME ON」も、私たち自身のことを歌った歌だと思っています

ONEPIXCEL|「Girls Don’t Cry」も「TURN ME ON」も、私たち自身のことを歌った歌だと思っています

インタビュー中にも、サウンドやパフォーマンスの迫力のことを称して「圧」という表現が使用されているが、このインタビュー自体の「圧」もすごかった。とりわけ鹿沼亜美の言葉の「圧」(笑)。ひとつの概念や意思を、時にあれこれと表現を変えながら、時に同じ言葉で畳み掛けながら、とにかく想いを共有しようとする彼女。しばしば言葉より想いが前のめりになることもあるが、その「圧」によって少なくとも気持ちは伝わってくる。そんな鹿沼を煽ったり、なだめたり、正したり、時には突き放したりしながら、トークの流れをドライブしていくのが傳彩夏だ。彼女自身も、理路整然と言葉を並べながら、その心地好い声に乗せて思考のキャッチボールに興じる。そして、そんな動的なコミュニケーションの場に緩衝材のような柔らかさをもたらすのが田辺奈菜美。どちらかと言えば自身の「圧」は低めだが、彼女の包み込むような空気感があるからこそ、活発なイメージの交換や共有の場が出来上がり、あの「圧」が生まれるのだ。

ライブでの彼女たちも、各々の個性を打ち出しつつ、三つの色彩の調和およびコントラストを局面局面で巧みに切り替えながら、多彩な発色をステージ上にもたらしている。長い四肢をしなやかに駆動させながら、伸びやかな歌声を響かせる田辺。シャープかつダイナミックなダンスを武器としつつ、昨今では歌の表現力もぐんぐん上げてきている傳。躍動的なダンスと快活な歌声でステージ上にエネルギーの渦を巻き起こす鹿沼。そして、この三人の歌やダンスが美しく調和する時の、なんとも豊潤な色彩感ときたら!

2015年9月にデビューし、これまで約3年の時を過ごしてきたONEPIXCEL。途中4人から3人へと減員するものの、各メンバーがぐんぐん進化を遂げ、さらには3人の絆をぐっと深めていくことで、今や鉄壁のトライアングルを形成しつつある。

楽曲のクオリティにはデビュー当初から定評のあったONEPIXCEL。ロック色の強かった初期から、徐々に洗練されたエレクトロダンスチューンへと変貌を遂げ、12月5日にリリースされたばかりの最新シングル「Girls Don’t Cry」では更なる進化を見せている。表題曲「Girls Don’t Cry」、そしてカップリング「TURN ME ON」のいずれもがトロピカル・ハウスの要素を取り入れることで、それまでのスクエアなハウスビートから、よりしなやかな躍動グルーヴへとシフト。その開放的な音空間に歌声を満たすことで、抑制されながらもそれを跳ね返して膨らむかのような音世界を構築し、心地好い弾力性を帯びた「圧」を生み出すことに成功している。

また同シングルには、Utaeによる「Sparkle」のリミックス、そしてpavilion xoolによる「We Go Now」のリミックスも収録されている。いずれも原曲を大胆に解体再構築したこの2つのトラックは、ONEPIXCELの“アーティスト性”をさらに印象付ける、高品質な作品と言えるだろう。

そして、そんな急激な進化を遂げるONEPIXCELが、約1年ぶりにワンマンライブを行う。12月15日渋谷WWXで行われるワンマン「ONEPIXCEL 3rd Anniversary Live 2018」は、既にソールドアウト。来年3月には東名阪ツアーも決定しており、ますます勢いに乗っている。12月15日のプラチナチケットをお持ちの方々は、この美しきトライアングルが紡ぎ出す心地好いグルーヴの「圧」に酔いしれることだろう。

渋谷WWWXでのワンマンを目前に控えた鹿沼亜美、傳彩夏、田辺奈菜美の3人にお話を伺った。

自分でも頑張ったなって、3年前の自分を褒めてあげたいですね(鹿沼)

――昨今のグループにはキャッチフレーズとかコンセプトとかあるじゃないですか。資料を拝見すると「3人組ガールズグループ」って書かれてあるんですが……何かないんですか?

鹿沼亜美(以下:鹿沼):グループのコンセプトですか…?

――はい。

鹿沼:最初は「FREE&EASY」ってコンセプト的なものがあったんですけど、最近は特につけてなくて。何だろう…。ONEPIXCELにはいろんな楽曲があって、EDMな感じだったり、かっこいい楽曲だったり、ポップな曲だったり、アゲアゲな曲だったり、っていう幅広い楽曲を歌って踊るグループ、って感じです。

傳彩夏(以下:傳):「FREE&EASY」っていう最初のコンセプトも、私たちが最初から“自由”だったので、後から付いたんです。発言もそうだし、ライブのMCもそうだし、そういうのをすごい自然体で自由にやらせてもらっていたので、そんな私たちを見て、そのコンセプトが付いたんですよ。

――じゃあ最初はなくて、みなさんの自由気ままな姿を見て、そういうコンセプトになった、と。

傳:はい。ワチャワチャ感を見て。

――それで「FREE&EASY」になって。でも、それももう敢えて言わなくてもいい、って感じですか?

傳:一回見ればすぐわかるので、もう言わなくてもいいかな、と(笑)。

鹿沼:うん。伝わる。

――そういう意味ではすごい自由にやっているわけですね。

鹿沼:はい。やらせていただいてます。

――事務所に不満はない、と(笑)。

一同:ないです!

――で、グループ名のONEPIXCELなんですが、途中から全部大文字になりましたよね?

田辺奈菜美(以下:田辺):変わりました。

鹿沼:メジャーデビューを機に全部大文字になりました。

――グループ名にはどういう意味があるんですか?

田辺:ピクセルっていうのが画像の最小単位ですよね。で、一人一人をピクセルと考えて、私たちとファンの皆さん、そしてスタッフさんも一人ずつピクセルと考えて。たくさんピクセルが集まると鮮明な絵ができるじゃないですか。そういう意味が込められてます。

鹿沼:深いです。

傳:「大きな会場でみんなと鮮明な絵を見よう」っていう意味があります。

鹿沼:何だっけ。Cが付いたんだっけ。

田辺:Cが付いた。

鹿沼:Cは後付けです。

――その「Cを入れた」っていうのは、どういう意味合いで?

鹿沼:「cell」っていうのは「細胞」って意味もあるので。

傳:最初にスタッフさんが打ちミスをしたらしいんですよ。

――打ちミスだったんですか!?

傳:最初ONEPIXCELって「C」が入っちゃってて、「間違えた」と思って抜いたらしいんですけど、それでも「Cがあった方が字体のバランス良いじゃん!」ってなって、「C」が入りました。

――そうなんですね。で、ファンの人も含めて、そういう細胞というか画素の四角が集まって、一体どんな絵ができるんですか?

鹿沼:まだみんなが見たことないような、素晴らしい、会場が満杯になってる絵じゃないですかね。

傳:一人一人のちゃんと顔も見えて。

――おぉ、素晴らしいですね。では、プロフィール的なところも少しお聞きいたします。傳さんはオーディションで入られたんですよね?

傳:はい。私たちの事務所のオーディションを「女優」として受けたんですけど、面接でお話してる時に、「ガールズユニットを作りたいんだけど、そっちの道はどう?」っていうお話をもらって「やります」って言って、こうなりました!

――田辺さんはハロプロエッグにいらっしゃったんですよね?

田辺:はい。

――じゃあ経験値は高かったわけですね。

田辺:そうですかね…。

――ONEPIXCELに入る時はもう自信満々で。

田辺:多少…? いや、そうでもなかったです。

――多少? そうでもなかった???

田辺:多少?

鹿沼:はっきりしてくれ! はっきりしてくれ!

田辺:自信はなかったです、あんまり。

――(笑)。傳さんもあれですよね。AAAのジュニア版というか…。

傳:「チビッコAAA」としてやってました。

――じゃあ経験者ですね。

傳:ダンスだけやってました。なので歌は初めてだったんですが…。

――結構大きな舞台も踏まれたんじゃないですか?

傳:一番大きかったのは渋谷のC.C.Lemonホールですかね。もう無くなっちゃいましたけど。

――なるほど。鹿沼さんは何か芸能活動はやられてたんですか?

鹿沼:何も…。

――全くなかったんですか?

鹿沼:地元でダンススクールがやって、ダンスやったり、チアダンスやったり、ってだけでした。

――そういう意味では、鹿沼さんにとっては、初めての芸能活動がONEPIXCELだと。

鹿沼:はい。

――経験者2人の中に入ったわけですよね?

鹿沼:そうですよ!

――どうだったんですか?

鹿沼:オーディションに行ったんですよ。最初4人グループだったんですが、私以外の3人は既にメンバーだったんですよね。で、私が後からオーディションを受けて…。そこで私以外のメンバーを見た時に「あ、終わったな」って思いました。「受かんないな」って。もうビジュアル面から違っていて。当時はヤバかったですね。今はちょっとマシになりましたが(笑)。いや、もうホントに、当時と比べれば0から100になるぐらいのレベルで変わったと思います、自分でも。もう、ホントにヤバくて。でも行く前は「自分は受かる」って夢見てたから、自信はあったんですよ、自分に。自信満々で行くじゃないですか。で、3人を見るじゃないですか。「あ~終わった」って思いました。

鹿沼:当時は視野が狭すぎたと。だからもうそこからオーディションに受かって、そこは嬉しいじゃないですか。でも受かってからの、何だろう、苦労することがすごい多かったです。

――そうですか。

鹿沼:みんなは当たり前にできてるのに、私にはできないことが沢山あったし。ダンスはやってたけど、全然レベルの低いものであって、足りないとこがたくさんありすぎて、もう毎日泣いてました、最初は。この2人はすごい振り覚えが早いんですよ。私の倍ぐらい、もう神レベルに。

――なるほど。でも、あれじゃないですか。「あ、終わったな」「ビジュアル面から違っていて」とかって仰ってましたけど、普通「いやそんなことないよ」って他のメンバーから“フォロー”が入るところだと思うんですが…(笑)。

傳:いや。ホントに違ってたんで(笑)。

――え? そんなに?

傳:ほんとは「いや、そんなことないよ」「亜美も可愛いかったよ」って言うはずなんですけど、ホントにもう田舎の子が出てきたんだなっていう(笑)。

田辺:最初はね。

――そんな目で見てたわけですか。

傳:最初は服装とかもね。でも今はもう可愛いすぎる。ホントに可愛いんですけど、でも昔は「あれ?」「ん?」みたいな。しかも背がちっちゃいので、「あれ?亜美は?」みたいな感じで探すぐらいに(笑)。

鹿沼:埋もれてたよね。

傳:うん。いなかったですね。

鹿沼:いなかった(笑)。

――いや、でも今こうして見ると、そんな“過去”は全然分からないですけど…。

傳:努力家なんですよ、すごい。

――じゃ、その当時の写真を今度Twitterにあげてください!

鹿沼:いや、無理。ホントに

傳:探せばありますよ。いっぱい出てきますよ(笑)。

――ありますか?

鹿沼:もうホントに「誰?」レベルよね。芋ですよ、芋。自分でも頑張ったなって、3年前の自分を褒めてあげたいですね。

傳:ホント可愛くなったよね。

――その“伝説”はファンの方も知ってらっしゃるんですか?

鹿沼:“伝説”って(笑)。全然知ってます。もう。

――知ってるんですね!

鹿沼:もうポンって出たから、みんな3人とも。

傳:昔の写真は別に削除されたわけじゃないので普通にありますよ。

――ちょっと待ってください。それは、オーディションに受かってからデビュー前までに「グッと洗練されて可愛くなった」のではなく、デビューしてから「可愛くなった」んですか?

鹿沼:私たちの場合は、デビュー前に準備をして、というのではなくて、まず人前に出て、そこで下積みをして成長していく、みたいな感じだったんですよ。

――あぁ、とりあえず「出しちゃおう」って感じで。

田辺:結構早かったね。夏にレッスンを始めて、10月にはステージ上がって。

――それは2015年の夏ですよね?

傳:はい。下積み時代っていうか、練習のみの期間がほとんどない状態で人前に出たので。もうルックスも、ダンスや歌のクオリティとかもものすごく低くて。

田辺:めっちゃ低かった。

傳:そこからワンマンライブとか対バンとかちょっとずつ出ていって、ダメなところをファンの人にも見せつつも、「だんだん良くなっていこう」みたいな感じだったので。

鹿沼:当初はもうそのまんま出てたんですよ(笑)。

傳:写真探してください(笑)。

――掘ったら出てきますか?

鹿沼:出てきます。今見てる人物と違うと思うんで。「あれ?」みたいな(笑)。

――記事のヘッダーにそれ使っていいですか?(笑)

鹿沼:それはホント勘弁してください!

傳:それは私たちも困ります!

9月とか過ごしてないです、私…。9月、10月ないよ…(鹿沼)

――で、「2015年9月20日に活動を開始した」とのことですが…。

傳:9月20日にTwitterのアカウントができて、公式ツイッターで、最初のメンバー4人の写真が「ONEPIXCELとして活動を開始します」みたいな感じでTwitterで投稿されたんです。

――それがグループの活動開始時期というわけですね?

田辺:そうです。

――それが“事務所史上初の女性ユニット”だったわけですよ。どうですか? 責任重大ですよ!

田辺:初めてなので先輩もいなくて、道が無い状態だったので…。「自分たちでどうにでもなれるかな」っていうのはすごい思いました。

――あぁ、そこは「FREE&EASY」なわけですね。

一同:ハハハ。

鹿沼:でも、次に後輩グループが出来た時に、私たちの今の活動によってその子たちの道筋が決まると思ったので、「自分たちがどんどん上に行かないと」「頑張らなきゃ」って思ってました。

傳:私は、まだ出来ていない後輩グループのことを考えるより先に、“自分たちの道”が無さ過ぎて、「どうやっていくんだろう」ってすごい不安でした。

田辺:確かに。

傳:「事務所を先導してくようなグループになりたいな」って思ったんですけど、その道もないので、「私たちで作んなきゃいけないんだ」と思って…。スタッフさんたちと「頑張ろう」ってなってました。

――結構燃えましたか?その時。

傳:燃えてました!

――もうその時は不安はなく?

傳:最初からステージに立つことがすごく楽しかったので、「ライブをしたいな」っていう気持ちでその時はずっとやってましたね。

――2015年10月18日に渋谷のMt.RAINIER HALLで初ライブ。これが初めてのライブですよね? 人前に出たのも初めてだったわけですね。

田辺:そうです。

――いかがですか?その時のことって覚えてますか?

傳:対バンだったよね。

田辺:うん。対バンだった。

傳:その時に披露したのは3曲ぐらいだったんですが、歌とダンスは夏にみっちり練習してたのでそれを披露できたとは思うんですけど、その間のMCが酷すぎて。ホントにもうみんなテンパっちゃって、「手汗すごい」とか「人多い」とか、もう目に入ったことや思ったことを何も考えずにマイク通して言ったので。もうホントにスベるし、面白くないし、今考えても「何やってんだろう」って思うくらい酷いMCだったね。

田辺:ね。

鹿沼:でも、ずっと夢だったんですよ、そういうところに立つのが。よく覚えてるのが、めっちゃ怖かった…。

――怖かったんですか?

鹿沼:「受け入れてくれるのか」って言うんですか? ホントにペットボトル投げられるんじゃないか、みたいな。

田辺:あぁ!言ってた!

傳:言ってた!

――そうなんですね。

鹿沼:そう。ホントにステージから空き缶とか飛んで来ないか不安だったんですよ。

傳:バナナの皮とか飛んで来ると思いました。

――バナナの皮(笑)。

鹿沼:ほんとにそう思うぐらい、出てからも、出る前も、出た後も怖かったです。震えが止まらなかった。初めてのステージは。

――出た後もなんですね。

鹿沼:はい。出た後も。「楽しかった」ってなったけど、でも「怖い」みたいな。「始まっちゃった」って言うんですか…?

――なるほどね。その日を終えることはできたけど、「グループが始まっちゃった」っていう感じで。

鹿沼:「やばい」っていう感じを…覚えてます、今でも。

傳:完全アウェーだったもんね。

田辺:アウェーだったね。バンドさんが多かったです。

――あぁ、他の演者さんたちは結構生演奏だったと。

田辺:私たちもバックバンドをつけてやりました。

――バンドで出たんですか?最初から?

田辺:はい。初ステージは。

――すごいですね。でも「バンドでやっていく」ってコンセプトじゃなかったんですよね???

鹿沼:でも、バンドでワンマンライブやったりとかは結構やってました。最初は曲がロック調だったんでっていうのもあるかもしれません。

――あぁ、そうだったんですね。

傳:すごいですよね。あんなボロボロな歌とダンスの子たちを最初からバックバンドが支えてくれるってあり得なくないですか?

――まあ、普通はオケでやって、だんだん経験を積んで会場が広くなってきて、次は「バンドセットでやります!」みたいな流れですけど。

傳:自分たちでもびっくりしてました。

――そうだったんですね。で、そこから約3年経ちました。振り返ってみてどうですか?

田辺:「全員大人になったな」って思います。考え方もそうだし、パフォーマンスも自分たちでちゃんと考えるようになったし、大人になりました。

――デビュー当時は高校生ぐらいですか?

田辺:私と亜美は高校1年生で傳ちゃんが中3でした。

鹿沼:そりゃ変わるよね。

田辺:大人になったよ。私はもう19歳だよ。

鹿沼:私も19歳なりました!

傳:私は高校卒業するんだよね。

――二十歳ももうすぐですもんね。

田辺:二十歳になっちゃう、来年。

――振り返ってみて、早かったですか?

鹿沼:早かった!1年は長かったんですけど、3年って考えるとすごい早かったです。

田辺:早かった~。

傳:でも特にメジャーデビューしてからが早すぎて、絶対「何カ月か飛ばしてるよ」って思います。過ごしてない月が絶対あるはず!(笑)

鹿沼:9月とか過ごしてないです、私…。9月、10月ないよ…。

傳:9月、10月、あと8月後半とかない。

――目まぐるしく色んな事が次々あって、「もう今日が何日なのか」「何曜日なのか」みたいな。でも、これからもっと無くなりますよ。

傳:なりますかね?

――なりますよ。

傳:ちゃんとひと月、ひと月過ごしたい!

――もう気付いたら40歳ぐらいになってますよ。

一同:嫌っ!

傳:まだ嫌だ!

田辺:20年も経ってるってこと???

鹿沼:いつの間にか40歳は嫌だな(笑)。

結局「頑張ろう」ってなるしかなかったです(傳)

――では、これまでの活動の中で印象深い出来事をおひとりずつ言っていただけますか?

田辺:印象深いのは、最初4人で活動していたんですが、結成から1年経った夏に3人になって、それから3人でお泊りして。その時に、泣きながら夢を語り合ったことがあって。

傳:あった~。

田辺:それがホントに忘れられない。

傳:超深夜までずっと話してたよね。

田辺:イカ食べながら。

――イカ食べながらですか???

田辺:イカ食べながら、泣きながら「ONEPIXCELどうしたい?」っていうのを、初めてそこでちゃんと話し合って。3人で。それが一番印象深いです。

――誰かの家にお泊りしたんですか?

鹿沼:私のお家にお泊まりしてました!

――なるほど。

傳:亜美の家にずっと住んでました。

田辺:3人で住んでた。

――お2人は一応帰る家はあるけど、3人でお泊まりしたわけですね。

傳:全然帰れるんですけど、3人でいたくて…。

――そこにイカがあったわけですね。

傳:イカは定番ですね。ワンピクの泊まりは。

――イカ好きなんですか?

田辺:大好き!

鹿沼:さきいか。オヤジだからね、みんな。

――で「泣きながら」とのことですが、どんなこと話したんですか?

田辺:メンバーが4人から3人になって場位置が変わるじゃないですか。その確認をしたりとか。

――結構そういう“業務的”なこともやったわけなんですね。

田辺:結構話したよね。

傳:そう。その夏は毎週ライブとか定期公演みたいなのをやってたんですが、その途中で3人での活動になったので、いろいろと歌割や場位置確認もやってたんですよね。

――なるほど。

傳:4人から3人になることでメンバー一人一人の責任とプレッシャーが増えたので、「どうする?」みたいな。3人になって「どこ変えなきゃいけない?」とか「こうしなきゃダメだよね」とかそういうことを語り合ってました。ずっと。夜。

鹿沼:やばかったんだよね。3人になる時ホントに。もうホントにヤバかったですもん。だって2人ですよ!?

――えぇ?

鹿沼:わかります?「この2人と一緒にやるんだ」っていうプレッシャーがヤバくて、最初。

――その頃もまだあったんですね。

鹿沼:だって、まだ1年でしたから。でも、3人になってからみんなそれぞれ意識が変わりました。傳ちゃんも最初はもう「歌、好きじゃない」って言ってたんです。

傳:「歌割り減らしてください」みたいな(笑)。

鹿沼:そうって言ってるぐらいだったのに、3人になってからは歌に関して「どうしたらいい?」とか聞いてきたり、スタッフさんに聞いたりしてて。もうそこがほんとに変わった!

田辺:変わったよね。

鹿沼:ターニングポイントって言うの?そういうの。ターニングポイントだよね?

――それが3人になった…

田辺:夏です。

鹿沼:2016年の夏。

――では、その夏に話し合った時は不安だったわけですよね。どうやって克服したんですか? その話し合いで克服できたんですか?

傳:その話し合いだけじゃなくて、もうずっとだよね。延々と、1週間ぐらいずっと亜美のところで。1週間じゃないか。夏休み全部亜美の家に泊まって、私は。

田辺:傳ちゃんは特にね。

――ずっといたんですか?

傳:ホントにずっといました。

鹿沼:毎日一緒にいて。

傳:「亜美、洗濯物」みたいな感じで亜美が洗濯して、私が掃除機かけて、ゴミ捨てもやって。亜美がご飯作ってとか、いろいろやって。

田辺:住んでたよね。

鹿沼:住んでた。

傳:「亜美、洋服貸して」とか言って、亜美の洋服ずっと借りたりとか。ずっと一緒にいましたね。毎年夏は、ONEPIXCEL3人ともずっと一緒にいるんですよ。リハとかライブがあるので毎年一緒なんですけど、その年は特に一緒にいて、朝から夜までずっと、お泊りもずっと続けて、3人で毎日語ってました。

――例えば、その時にケンカしたりとか言い合ったりとかもしました?

傳:ケンカはしてないよね。

田辺:ケンカはないけど、傳ちゃんが「言いたいことは言おう」みたいなことを言ってくれて、それで「こういうとこダメだよね」っていうのを言いつつ、「直してこう」っていう話し合いはしました。

――なるほど。ある意味ダメ出しですけど、それはポジティブな提言というか、認め合って直し合う、みたいな感じの。

傳:3人でやってるので、3人の中で蹴落とし合いがあったら、絶対グループとして良くないし、上に行けないなって思うので…。「ここ良くないな」って思ったことを一人で溜め込むんじゃなくて、3人には言おう、って。そういうことは外には言っちゃいけないなって思うので、3人の中で解決しよう、って。他の誰かに言うんではなくて、その3人の中で言おうって…。

――なるほど。

傳:「グループ内で言おう」っていう話をしました。

――それは、大人にも相談しないってことですか?

傳:大人にももちろん相談することはあるんですけど、とりあえず3人で。3人の問題なので。ライブのこととか活動に関しては大人の方とも話すんですけど、“人としての部分”に関しては3人にしか分からないところもあるので。

鹿沼:実際、関わってるのはこの3人だから、誰かに言ったところで…

田辺:分かんないよね。

傳:ただの悪口になってしまう。

鹿沼:そう。だったらここで言った方が良いでしょっていう風な考えだよね。

――で、その合宿というか。

一同:お泊まり会!(笑)

――そういったものがあって、そこで具体的に出てきたものとかありますか? 例えば、目標だったりとか、「こういう意識でやろう」みたいなものとか。

田辺:まだそこまでは…。

傳:結局「頑張ろう」ってなるしかなかったです。

――「具体的に何か」っていうより「頑張ろう」と。でも何か通じ合うものができた、みたいな?

傳:絆はできたよね。

――そこで「変わった」って思いました?

鹿沼:変わりました。

傳:そこも大事なターニングポイント。

鹿沼:ワンピクの中で。

田辺:そして、また次の夏も大事なターニングポイントだったんだよね。

傳:17年の夏。

鹿沼:毎年夏は大事!

田辺:メジャーデビューできるかできないかの時で、「メジャーデビューするために頑張ろう」みたいな感じで。

鹿沼:あぁ。

田辺:フェスとか出た!

鹿沼:そう。フェスとか。2017年には結構対バンライブに出るようになったんですよ。それまでは対バンライヴにほとんど出なかったんですけど、その1年はすごい対バンライブに出させていただいて、いろんなアイドルの方とかを見る機会が増えたんですよね。そんな時にも「自分たちがどうあるべきか」っていうのっていうのを、この3人で語り合ったというか…。今ライブでは「オイオイ」って言うのが主流じゃないですか。そんな中、私たちにはそういう曲がないから、どんな対バンに行ってもアウェイになってしまって、寂しい想いをする場面もあったんですよ。でもそうなった時に、その周りのアイドルさんに流されないで、「どう自分たちを貫いていくか」っていうのを3人ですごい話し合いました、2017年は。

――その前の年の初めての合宿の時は結束が固まって、その翌年はもっと突っ込んだ話もしたわけですね。

田辺:方向性というか。

鹿沼:さすがに2年も経ったら「仲良しだね」っていうだけでは済まされないじゃないですか。大阪遠征した時のホテルでも泣きながら(笑)。

田辺、傳:泣きながら!(爆笑)

鹿沼:泣きながら「ここ本当に嫌なんだよ」とか言って!(笑)

田辺:言った!そして抱きついた!(笑)

傳:その時「ほんとにごめんね」みたいな。もうお互いいろんな「ごめんね」と「ありがとう」と「嫌な部分」を、そして「でもここは好き」とかそういうのを私の部屋にみんな集まって言い合って(笑)。どこに行ってもそうなんですけど、絶対私の部屋に集合するんですよ、夜。もちろんイカ持って(笑)、集合して、そこで語り合うんですけど。その時の大阪のホテルは、特に夏っていうのもあって…。夏は毎日一緒にいるし、いろいろ不満とか、いろいろ溜まってくる。けど、そこで引きずっちゃいけないと思って、集合して。あの時、「こういうことはしない方が良かったと思う」とかそういうの言って、そしたらお互い「ごめんね」「ありがとう」っていうのがすごいいっぱい出てきて、そこで全部ぶつけて。

鹿沼:ぶつけた。

田辺:泣いた。

傳:最終的に「いや大好きだよ」って言って。

鹿沼、田辺:アハハハハ(笑)

傳:みんなで3人でベッドの上で抱き合って号泣みたいな(笑)。

鹿沼:誰も見てるわけじゃないのに、3人で「ありがとう」って。

傳:「頑張ろうね」みたいな。結局「イカまみれでくせーよ」みたいな感じにはなるんですけど(笑)。

田辺:ベッドの上でね。

――面白いグループですね(笑)。

傳:変なんですよ。

田辺:こういうグループ、あんまないよね。

――「仲良い」っていう単純な言葉では語れない何かがありますね。

田辺:「仲良い」だけじゃ表せられないぐらいの。

鹿沼:そう。だから最近「仲良いですね」って言われてもどう返せば良いかわかんないんですよ。「仲良いです」って言ったら嘘くさいじゃないですか。誰もが「仲良い」って言うから。それだけじゃないのが分かるから、自分たちで。

傳:逆に仲悪いって言う???(笑)

鹿沼:そう、逆にもう「仲悪いですよ」って言った方が良いんじゃないか、みたいな。

田辺:「嫌です」とか言って。

傳:でもホント、どうかしてるぐらいお互いメンバーが好きなので。

鹿沼:もちろん、もうさすがに3年も一緒にいるので、嫌いなとことかもめっちゃありますよ、それぞれに。

田辺:ある。

鹿沼:だけど、それを超える良さを知ってるから、一緒にいられるんじゃないかなって思う。

傳:3人が3人とも必要だなって思います。ONEPIXCELには。

――なるほどね。じゃあ、それぞれ嫌いなところを言っていきましょうか。

一同:えぇえええ!(爆笑)

傳:それはやめましょう! もしかしたら亀裂が走ることに、今日で。

田辺:「はあ?」とか言ったりして(笑)。

――面白いですね~(笑)。では、続いてお2人の何か印象的なことはありますか?

傳:私は…去年のちょうどこの時期にワンマンライブがあったんですよ。12月16日。そこで「メジャーデビュー」と「『ドラゴンボール超』のエンディング曲を歌う」ってことを発表したんですけど、そのライブがすごい印象的で。今までONEPIXCELは普通にワンマンやって、ワンマンやって、ワンマンやってみたいな活動だったんですけど、その時は“メジャーデビュー”っていう大きな看板が付いて、それにも私たちもびっくりしたんですけど、「『ドラゴンボール超』エンディング曲」っていうのは、その時のサプライズだったんですよね。私たちもその時に知ったので、もう「はあ?」みたいな「何?何?何?」みたいになって。最初、電気がバーンって落ちて、もうびっくりするじゃないですか。私たち「事故かな」って思って、亜美も「えぇええ?」みたいな大騒ぎ。ホントにうるさかったんですよ。スクリーンに「ドラゴンボール」って文字がバーンって出たら、大泣きして、もうホントに顔が酷すぎて、あの初期を思い出すかぐらいの酷さで(笑)。メイクもマスカラも落ちまくるし、顔もぐちゃぐちゃで。「ドラゴンボールってあのドラゴンボール?」みたいな。「弟が喜ぶやつ!」とか言って、もうほんとに号泣しすぎて…。私たちももちろんびっくりしたし、すっごい嬉しかったんですけど、亜美の想像を超えるリアクションとうるささで、私たちの感動が消え去ってしまい…。

鹿沼:笑ってたもんね。ホントに申し訳ないと思う。

傳:ホントに引いちゃって、私たちが。ライブ中に。「決まった!」「嬉しいです!」みたいな感想を言わなきゃいけないんですけど、亜美が酷いから(笑)。もう全部スンってなっちゃって、冷静に「ドラゴンボール嬉しいです」みたいな感じになっちゃっいました。だから、なんかもうそういう「ドラゴンボールを歌う」っていう発表の時の亜美が印象的です(笑)。

鹿沼:私? でもホントに私、小さい頃から『ドラゴンボール』を見て育ってきたので…。家族全員で見てたので「夢か?」と思うじゃないですか。そんなこと有り得ないと思うから。「あのドラゴンボール?」って感じで。もう「どのドラゴンボール?」「違うドラゴンボール?」みたいな(笑)。

――「ドッキリかな?」と思いますよね。

傳:ドッキリだと思ったよね。

鹿沼:さすがにね。

田辺:最初思った。

鹿沼:こういう発表ってホントにあるんだなって思いました。よくあるじゃないですか、違うグループさんで。

――ありますよね。よくやりますよね。

鹿沼:自分たちにもそんな時が来たんだなって思いましたね。

――今度のワンマンでもぜひまたドッキリを仕掛けていただきたいですね(笑)。どうですか?鹿沼さんの印象的な出来事は。

鹿沼:私はもう全部そうなんですけど、メジャーデビューしてからっていうんですか。この1年かな。私、最近。メジャーデビューしてから、すごい歌とダンスと、もう全て、もうトータル。自己プロデュースって言うんですか?自分たちのプロデュースっていうのを「しっかりしなきゃいけないな」っていうか。何て言うんだろうね。意識がもうほんと日に日に増していくというか。すっごい難しいこと言おうとしてる、今自分。アハハハ(笑)

――アハハ(笑)

傳:人に、大人に「こうしろ」「ああしろ」って言われて行動するんじゃなくて、「自分で考えて、自分たちで話し合って、自分たちで創っていこう」っていうことを今年、特にやり始めて、それが印象的でした、ってことだよね?

鹿沼:です。

傳:「です」って言ってます(笑)。

鹿沼:ホントありがとうございます。そう、でも、今までは「与えられたセトリ」「与えられた衣裳」でやるっていう感じだったんですけど、今年は傳ちゃんがプロデュースした衣裳を夏に着たりとか、12月15日のワンマンライブも自分たちの意見が反映されてる部分があったりとか。「Girls Don’t Cry」のミュージックビデオも自分たちが考えた立ち位置が使われていたりとか、自分たちの考えがパフォーマンスに反映されていたりとかして、形になっているっていうんですかぁ? そういう1年だったので、これからも、自分たちも発信していく立場として「創っていく」っていう上での意識っていうのが変わったなって思いました、この1年で。

――今年からそういうもの徐々にやろうとした、ということですか?

傳:今までって、大人に頼ってた部分がすごくあったので、今年からやっと私たちが創りたいものとか、皆さんに見てもらいたいものっていうのが、個人個人から出てきて。それをメンバーでまず話し合って、「ここどう思う?」って言って、「それ良いね」ってなって、それを私たちから大人の方に「こうしたいんですけど、どう思いますか?」って伝えることが増えたんですよ。今回のワンマンライブとか特に「この曲はこういう感じでやりたい」とか「この小道具使いたい」とか、演出に関することも私たちで話し合って、大人の方に提出してみたいな。提出ってか聞いてもらって、叶えてもらったってことがすごくあったので。

鹿沼:ミーティング。ワンマンライブのミーティングに初めて参加しました。

――そうなんですね。

鹿沼:そう。大人の方が話し合ってる中にONEPIXCELもいるっていう初めての体験をしたんですよ。これからもそうしたいなって思います。

――その時は、いろいろお話をされたわけですか。

鹿沼:そこはもう真剣に、ホントにしっかりと。

傳:メモ取りながらね。

――意見とか言ったんですか?

鹿沼:意見も言いました。

同じ場を提供して同じことをやってもつまらないので、人とは違う道を進みたいと思って、それをずっと貫いてやってます(傳)

――ところで、先ほど鹿沼さんがおっしゃってましたが、「オイオイオイ」みたいなライブ…。

鹿沼:はいはいはい…

――が主流になってますけど、「自分たちはちょっとそれを覆したい」といったような発言をされていたことがあります。もしかしたら思ってる人も結構いるのかもしれないですけど、なかなかここまで踏み込んで言う人はいないかなって思ったんですよ。どうですか? あの言葉の真意は?

鹿沼:私は最近「いろんな音楽に触れよう」っていう意識があって。なので、決して否定をしているわけじゃなくて、むしろ自分も「オイオイ」ってやりたいタイプで、「楽しい」っていう気持ちも分かるんですよ。でも「私たちを見てくれてないんじゃないかな」って思っちゃうこともあるんです。ONEPIXCELに「オイオイ」があったら、それはそれで楽しいのかもしれないけど…。なんて言うんだろうなぁ。「私たちの音楽を楽しんで!」って気持ちが先に来ちゃうというか…。わかります?

――はい。わかります。

傳:多分、今までそういうタイプの曲がなかったので、ONEPIXCELのイメージとか、メンバーのイメージには多分そういうのは合わないんじゃないかなとは思います。

――グループによっては、もう「自分たちを見てなくても、皆さんが楽しんでくれれば良い」って思って、そういう場を進んで提供するグループもあると思うんですよね。喜んでそれをやってる人たちもいると思うし、別にそれがあっても全然良いと思うんですよ。

鹿沼:全然大丈夫だと思います。

――でも、皆さんの場合は、それより曲を聴いてもらいたい、歌詞を聴いてもらいたい、ということですよね?

傳:歌や歌詞もそうだし、ダンスも見て欲しい。今「オイオイ」系の曲をやってるグループが多い中で、ONEPIXCELがそれをやらなくても良いんじゃないかとも思うんですよね。今アイドルってすごいいっぱいいますけど、その中で、私たちのスタンスとしては、同じ場を提供して同じことをやってもつまらないので、人とは違う道を進みたいと思って、それをずっと貫いてやってます。もちろん、盛り上がりたい人たちも含めて全員に見て欲しいんですけどね。私たちは今ファン層をすごい拡げたいと思っているんですが、女子高生とか小さい女の子とかは、なかなかそういう場には入りにくいと思うんですよね。なので、皆さんがライブに足を運びやすいグループになりたいです。老若男女、たくさんの人に見てもらえるような、全国の人にも世界の人にも知ってもらえるようなグループになりたいんですよね。

――そういう意味では、「FREE&EASY」っていうキャッチが付いてましたけど、その理念に適っていると言えるかもしれないですね。そして、皆さんのそういう考え方に共鳴するようなグループもどんどん出てきてるようにも思います。例えば、lyrical schoolさんとか、コールがある曲もあるにはあるんですが、基本的にはお客さんが自由に好きなようにノッてくれればいい、という感じです。フィロソフィーのダンスさんも基本はファンクの”横揺れ”ですから、ビートに乗って、もう「自分のダンスを踊ってくれ」って感じです。「そういうグループ出てきたな」みたいなのを感じることとかありますか?

鹿沼:そうですね。対バンライブなどでも、「歌やダンスがすごい」って思うグループが多いのを最近実感していますね。私たちも負けないようにしなきゃいけないなと思います。そういう方々ともまた違った色を出していかなきゃいけないなって思いますね。

――他にもkolmeさんなどもね、そういうグループのひとつだと思います。そういった点では、意識してるグループとかありますか?

田辺:大阪☆春夏秋冬さんとか、すごい、ライブを見させていただいたらすごいファンになっちゃって。もうカッコいいし、歌もうまいし、ダンスもうまいし、可愛いし、もうすごい好きになっちゃって。もうグループとしての”圧”がスゴいですよね。

――確かに”圧”スゴいです。

田辺:すごいですよね。ONEPIXCELもそういうのが出せるように、3人でもそういうものを出していけるように頑張らなきゃなっていうのは思います。「お客さんに負けないように」なおかつ「お客さんと一緒に楽しめる」ライブをしたいと思います。

「踊るわ~」って思いました(笑)。「めっちゃ踊るわ~」って(笑)(田辺)

――では、新曲についてお伺いします。これまで皆さんは様々なサウンドの楽曲を歌ってきましたが、デビューミニアルバム『ZERO』だと、先ほどもおっしゃったようにちょっとロックっぽいというかラウドっぽい感じがありました。それがだんだんハウスやEDM系などのダンスミュージックへとシフトしていった印象です。でも、そんな中でもいろんなスタイルのサウンドを標榜されていますが、今回もまた違いますよね。どうですか?今回の曲をいただいた時にどんな印象を受けました?

傳:最初「Girls Don’t Cry」をいただいた時、仮歌を歌っていたのが外国人の女性だったんですよ。詞も全部英語で、「いや、これ歌えない」と思いました。カッコよすぎて、もう「その人の曲だな」って思ったんですよね。なので「ワンピク3人の声でどうなるのか」が想像できなくて…。まあ、その後、歌詞も日本語になり、少しずつ変わってきたんですけどね。すごい大人っぽかったですし、「ワンピクこういうの歌うんだ」と思って、自分たちの声が入るまでどうなるのか全然想像できなかったです。

――最初は英語だったんですね。英語でも曲にハマるってことは、本当に洋楽っぽい楽曲ということですよね。お2人はどう感じましたか?

田辺:表題曲の「Girls Don’t Cry」。私は最初、歌よりダンスの不安があって…。私、ちゃんとダンスを習ったことがなくて、今までレッスンは受けたことがあったんですけど、いろんなものを少しずつしかやってこなくて、基礎があまりできてないなと自分では思ってるんですよ。2人はダンスを習ってたから、「どんだけ踊るんだろう」みたいな。「私に踊れるかな」っていう不安がすごくありました。「カッコよく踊れるかな」みたいな。

――ハロプロエッグで鍛えたのに???

田辺:違うじゃないですか、ダンスが。今回は結構踊るかなと思って。

――ビート感みたいなのが違うっていう感じですか?

田辺:ビートっていうよりは、アイソレーション(編注:首や胸や腰を独立させて動かすダンスのテクニック)という振りとか。それを入れられると、私もう頭ん中がおかしくなっちゃって。苦手なんですよ。「首がこっちなのに、何で胸がこっちなの?」みたいな。練習して、今は踊れるようになったんですけど、最初はほんとに混乱しました。

――これも、どんな振付が来るのか不安だった、と。

田辺:すごい不安でした。

――実際来てどうでした?

田辺:「踊るわ~」って思いました(笑)。「めっちゃ踊るわ~」って(笑)。けど頑張ろうって思いました。

――これまでもワンピクにはいろんな曲がありましたけど、今回は2曲ともビートはちょっと緩やかに、というか柔らかにという感じです。でも、それだけに難しいっていう感はありますよね。

田辺:あります。リズム取るのが難しかったりします。

――ですよね。鹿沼さんはどうですか?

鹿沼:最初に感じたのは「かっこいい曲だな」って。今までのONEPIXCELにない曲だなって思って、すごい完成が楽しみでした。「あ、もうこれ良い曲だ、絶対」って思って。レコーディングとかもすごい楽しかったです。

――皆さん、いろんなスタイルの楽曲をやっていますが、この曲なんてトロピカル・ハウスというか、ビートや音色などにそういう雰囲気がありますよね。そういう音楽については、もうかなりお詳しいんですよね?

鹿沼:そんなに詳しくはないですけど、今すごい音楽について勉強してて。まだ語れるぐらいには全然なってないんですけどね…。でも、これまでの「LAGRIMA」とかに比べると、メロディーラインはちょっと違うのかなって思いました。

――なるほど。今はどんな音楽を聴いてるんですか?

鹿沼:普段ですか? 私、音楽なども勉強する大学に行ってるんですけど。

――えぇ!今行かれてるんですか?

鹿沼:はい。普段からミュージカルの音楽にも触れたりとかしてる中で、そういうの大事だなと思って。日頃からずっとロックしか聴いてなかったんですけど、バレエとかのクラシック音楽を聴いたりとか、もう全然EDMとか聴いたりとか、ボカロもですし、普段からいろんな音楽を聴くようにしてて。なので、広く浅くっていう感じになっちゃうんですけど、最近ちょっと自分の中で音楽について知識を深めていこうと思ってて。でもあれです、音です。ドの中でも音が一つじゃなくていろんな音がある、っていうそういうことを追及してる感じ。何かわかります? 今すっごい変なこと言ってますよね?。一つの音でもその、えー、じゃなくて、そのドの中にもいっぱい音がある、っていう…。

――倍音があるってことですか?

鹿沼:そう。そういうのに興味があって。

――なるほどね。例えば、あるドの音の中にはその音だけじゃなくて、他の音が入ってるってことですよね。一つの音の中にも他の音の成分が混ざってるんですよね。

鹿沼:そう。ってなった時に、今までは音を聴いても直感的な印象だけだったんですけど。だけどそういうことを勉強していく中で、「あ、ここってこういう音が違うんだ」とか「こういう音が使われてんだ」っていうのがわかるようになってきたので、楽しいです。フフフフ!

――(笑)

鹿沼:(笑)でもそう考えると「Girls Don’t Cry」は今までにワンピクになかった曲なので、歌ってても楽しいです。あと音域的にもね。ワンピクの曲の音域の中でも、結構高めだよね? だから、もうドーンと来るというか。アハハハ(笑)。

傳:気持ち良いよね。

鹿沼:ドーンとハマるというか。自分の音。鹿沼亜美の音域的にも一番ハマるとこなんで、「Girls Don’t Cry」は。歌ってて気持ち良いです。そう。

――もう鹿沼さんの曲ですね!(笑)

鹿沼:ドーンって、ガーンってね。

――ガーンってね(笑)。

鹿沼:でも圧があるというか、音圧って言うんですか、そういうの。聴いてても、音で聴いてても、来る。来るものがある。何て言うんですかね、そういうのは。波?う~ん。音圧? 音圧って言葉が正しい! うん。そう思います。

傳:もう、うるせー!

田辺:ほんとね。

鹿沼:(笑)でも、きれいじゃないですか。結構圧のあるイメージあるけど、音的にきれいじゃないですか。

――おぉ。いや、僕も喋られてばかりではナンですから、反撃させていただきますけど(笑)。

鹿沼:アハハハ(笑)。

――今までの曲に比べると、例えば4つ打ちのリズムがガンガンガンガンガンっていうよりも、もうちょっと柔らかな感じで。カップリングの「TURN ME ON」もそうですけど、トロピカル・ハウスの要素を取り入れていて、ビートが跳ねてるというか、レゲトンとかラテンを意識したようなリズムが入ってるんですよね。もちろん本格的なラテンじゃなくて、リズムにそういうニュアンスがある、って感じですけど。なのでノリが少し違うんですよ。音圧はあるんですけど、でもそれは、細かい点でガンガンって突き刺すのではなくて、揺れるリズムが生み出すふくよかな音の空間があって、それに包み込まれるというか…。なので、音も柔らかで、広がりがあって。だからこそ声もその中を通って、ガーンって来るんじゃないですかね?

傳:言い返されてるよ!

鹿沼:くやしいっ! まだ勉強不足ですね。次また取材していただいて、その時はもう撃破します。撃破。いや、論破。論破します。ハハハハ!

傳:倒すな倒すな。

――面白いですね~(笑)。お2人は歌いやすかったですか?

傳:サビがちょっと高めなので、裏声で歌ってるんですけど、サビ前とかは私にもハマりやすい音域で、歌ってて気持ち良いです。裏声でも自分のハマりやすい高さとかがあるんですが、それでも最後の「オーッ」てところがあるんですが、そこを裏声で歌うとめっちゃ気持ち良くて。もうほんとにハマりやすいか高さなので、いつもすっごい気持ちく歌ってます。

――もう、最初は「歌が苦手」って言ってた方の発言ではないですね。

傳:ほんとですよね。

鹿沼:「気持ちく歌ってる」って。

傳:あり得ない。

鹿沼:そんな発言が嬉しくて仕方ない。

傳:あなたは誰???

鹿沼:最初から見てるメンバーとしたら「こんなこと言わなかったよね、今まで」って感じです。

田辺:言わなかったね。

鹿沼:「もう無理です」って言ってたのに、今や「楽しい」って。

傳:歌楽しいの、最近。

――楽しいですか。いいですねぇ~。田辺さんはどうですか?

田辺:私もサビが少し高いと思うんですけど、でもギリギリ地声で出るところで。そして、傳ちゃんと同じで「オー」の部分は気持ちいいです。あとAメロの部分が自分的にすごい好きですね。出しやすいところなんですけど、「アーア、アーア」みたいなフェイクっぽい落ちる音をやってるんですけど、そこがすごい自分的に好きで、そこは歌うのいつもすごい楽しみです。

――ところで、皆さんは歌詞も読み込みますか?

田辺:はい。

――では、「Girls Don’t Cry」は何を歌ってるんでしょうか?

田辺:強い女の子。強い女性の前向きな歌だなって。「こういうこともあったけど、私はもっと頑張る」みたいな。何て言えば良いの?「でもそれにも負けずにやってやる」みたいな強気の女の子の歌だなって思います。

――例えば「知りたくないことに目を逸らせない世界」っていう一節。これは何ですか?

田辺:今SNS時代じゃないですか。ネット上ではいろいろ言い合っていて、知りたくない情報でも入ってくるじゃないですか、今の世の中って。そういうことかなって思います。

――まさにそうですよね。この部分はまさにSNSの世界のことだと思います。他にも「道に迷う時も 負けそうな時もHere we go 止まらない」とか「いつかの涙も 溢れる笑顔も On my mind 忘れない」といった部分では、女の子たちにエールを送ってるっていうな感じもしますよね。そして、カップリングの「TURN ME ON」がもろにそうなんですけど、この曲も皆さん自身に対して歌っている、とも解釈できますよね。

鹿沼:結構当てはまるというか…。曲を聴いて歌詞を聴くと、背中を押されるんですよね。「頑張んなきゃ」ってすごい思います。

――皆さんが聴いてる人の背中を押すのみならず、皆さん自身の背中も。

鹿沼:誰だって振り返りたくない過去とかあるじゃないですか。振り返るのも嫌だなって思うようなことが。でもそれに負けないで、周りの意見とかにも流されないで、頑張らなきゃ、「頑張るわ、私」っていう歌詞なので、「頑張んなきゃ」って思いますね。

傳:「Girls Don’t Cry」も「TURN ME ON」も私たち自身のことを歌った歌だと思っています。世の中の女性は皆さん共感すると思うんですけど、歌ってる私たちもすごい共感したので。2曲ともすごい前向きな歌詞なので。「Girls Don’t Cry」は、負けない強気な女性。「それでも私は泣かない」っていう感じ。「TURN ME ON」は、キラキラした未来を「仲間と一緒に実現しよう」って感じなので、両方とも“ワンピクの歌詞”だなって思います。

――おっしゃっているとおり、「Girls Don’t Cry」ですから、皆さん自身を含めた女性について、あるいは女性に向けて歌っている曲ですが、では、男の子はどう聴けばいいんでしょうか?

鹿沼:男性でも全然大丈夫です。「Girls Don’t Cry」って歌ってますけど、男性も同じ人間なので、共感できる一面はあると思います。

田辺:「Boys」に変えてもらって。

鹿沼:「Boys」に変える。「Boys Don’t Cry」。

――あぁ、なるほど。

鹿沼:そういう風に聴いてもらってもいいですし、「女の子はこうやって強がってるんだ」って思ってもらってもいいんじゃないかなって思います。

――なるほどね。強がってるとも言いますし、いろんな事がありながらも頑張ろうとしてるんだ、っていう風に捉える、と。

鹿沼:男性に弱さを見せない女性っているじゃないですか。

田辺:いるね。

鹿沼:そういう感じなんですよ。

――どうなんですか?ご自身は。

鹿沼:見せたくないですね。見せたくないです、はい。

傳:嘘つけ!

鹿沼:「全然大丈夫だから」って言います。

田辺:嘘~!

鹿沼:でも、男性はそういうふうに捉えることもできますし、歌詞に自分を当てはめて聴くこともできるので、逆に男の方のほうが二通りに聴けるんじゃないですかね。

――おぉ、なるほど。自分の立場にも置きかえられるし、その女性の心理を勉強することもできる、と。なるほど。

鹿沼:そう。勉強してください!って感じです。

――では、続いて「TURN ME ON」にいきましょう。先ほども言いましたけど、これこそ皆さんのことを歌ってるような曲ですよね。これもエスニックな感じの音色なんかが入って、ビートも「Girls Don’t Cry」と似てるんですけど、でもマイナーとメジャーで対称になってるっていう感じです。どうですか?この曲は。

田辺:この曲は、作詞をしていただいた方がONEPIXCELの映像を見たり、記事を読んだりしていただいて、それをもとにONEPIXCELのことを書いてくださったんです。ホントにもうONEPIXCELの希望の曲です。

傳:歌詞がすごく素敵なので。私たちもすごい好きで、今後すごく大事にしたいなっていう1曲になりました。

――ある意味、皆さんの“テーマ曲”みたいな感じになるんですかね?

傳:はい。すごく。

――そういう意味では「遠いところに感じてた距離が すぐ近くに感じてる」という一節とか…

鹿沼:もうそれ2016年の夏ですよ。

傳:それはワンマンですよ。

鹿沼:違う?

傳:え?ワンマンじゃなくて?

鹿沼:ワンマン?

田辺:2人とも違うことを言ってるよ。

鹿沼:「遠いところに感じてた 距離が すぐ近くに感じてる 今は」ってメンバーのことじゃないの? それとも、ファンの方と捉えてる?

田辺:私はファンの人だと思った。

鹿沼:じゃあ二つの捉え方があるんですね。どっちでも合ってる、どっちでも。

――どっちでもいけますよ。

鹿沼:あれね。傳ちゃんは。

傳:「壁」ね、「壁」のことか。

田辺:「険しかった壁が」。

――おお。「壁が少し低く見えて」と。

傳:そこはもうワンマンライブのことなんですけど、今回600人キャパの渋谷WWWXでやるんですけど、そこが最初「600人なんて集まんないよ」ってみんな言ってて、「どうするよ」みたいな感じで。でも、いろいろ策を考えて、カウントダウンしたりとかいろいろやってたんですけど、そしたら先日ソールドアウトしたんですよ! 険しかった壁が、少し低く見えて、どんどん低く見えて、結果到達できたっていう。

――この歌詞書いたのって、でもソールドアウトしてからじゃないですよね???

一同:する前です。

――もちろん前ですよね。

傳:そこも含めて、「私たちのことじゃん!」ってなる部分がすごく多くて。なので、歌詞がすごい素敵なんですよ。どの部分も素敵です。

――ある意味、歌詞で予言されてたわけですね。

鹿沼:でもそれ、いろんなことに言えるかも。

田辺:そう。「仲間と見に行こう」とかね。

鹿沼:「東名阪ツアーしたい」って語り合ったたら、東名阪ツアー3月にすることが決まって、「あ、できた」みたいな。

傳:いろんな出来事について書かれてあるな、って。

だから「早めに」って言ってたよね!(笑)。東名阪ツアーにおいで!(田辺)

――では、時間もなくなって参りましたので、最後にライブのことお聞きします。まず12月15日の3周年ワンマンライブ。ガンガン宣伝していただこうかなと思ったんですけど、もうチケット完売しちゃったんですよね?

傳:売れちゃいました。

田辺:売れちゃった。

鹿沼:当日券もないんですよ。

――当日券も出ないんですね!

鹿沼:パンパンです、もう。初めてですね。

田辺:初めてソールドアウトしました。今までしたことなかったです。

――では、記事としては「今後チケットは早めに買った方がいいですよ」って提言しておいた方がいいですね!

田辺:そうですね!

鹿沼:東名阪ツアーを推してください!

――では、東名阪ツアーのこともお聞きしますけが、まずは12月15日。どんな感じのものになりますか?

傳:今回のワンマンライブ、もうずっと準備してるんですけど、今年初めてのワンマンですし、一年振りなんですよ。メジャーデビューしてから初めてのワンマンでもありますし。

――あぁ、結構”久しぶり”感があるわけですね。

傳:先ほど「メジャーデビューしてから私たちの意識が変わった」ってお話したじゃないですか。なので、私たちの意見も沢山取り入れられています。個人個人で考えて、3人で話して、それを大人の方に話して、っていう段階踏んで、演出とかにも関わらせていただいているので、今回のワンマンは、いつも以上に”私たち自身”というものが見えると思います。

――どうですか? 田辺さん。

田辺:今回新しいことに挑戦するんですよ。3人でダンスをする、ダンスだけをするっていうやつで…。

――ダンスだけを?

田辺:今までは2人で、とかはあったんですけど、3人でっていうのは初めてで。コンテンポラリーダンスをやるんですけど、それを「頑張ろう」って気持ちがすごいんです! Youtubeで途中経過というか、練習風景を少し見せたりしてるんですよ。

傳:ドキュメンタリー的な感じですね。

――15日のワンマンではその成果が出るわけですね。

田辺:本番、頑張ります。

――なるほど。でも今から「行きたい」と思ってももうチケットは買えないんですね…。

田辺:無理、もう行けない。

鹿沼:遅い、遅いんじゃ!

傳:遅い!

田辺:だから「早めに」って言ってたよね!(笑)。東名阪ツアーにおいで!

――鹿沼さんはどうですか?

鹿沼:お2人が言ったように、期待して来て欲しいですね。チケットをゲットした方は。もうホントに「楽しみに」しか言えないです、今は。「お楽しみに!」とだけ言っておきます。

田辺:新曲も披露するしね。

――おぉ!新曲も!

田辺:お楽しみに。

――でーも、今から買えないんですよね…。

田辺:そう。買えないんです。

鹿沼:当日券もございませんので。

傳:ごめんなさい。

――では、そういう方にはぜひ名古屋、大阪、東京を回るツアーに来ていただきましょう!

一同:はい。ぜひ。

――まずはワンマンがあるので、ツアーのことはまだ考えられないかもしれないですが、どうですか?

傳:私たちにとって初めてのツアーなので、たくさんの方に来て欲しいと思います。

田辺:ワンマンは東京でしかやったことないので、大阪や名古屋の方も、その周辺の方もぜひ来て欲しいです。

鹿沼:そう。やっと会いに行けるっていうのは嬉しいです。リリースイベントとかでは大阪、名古屋に行ったことがあるんですけど、「早くワンマンライブやって」って言われてて、「もうちょっと待ってね」って言ってたので、やっとできることになりました! 楽しみにしていて欲しいです!

(取材・文:石川真男)

ONEPIXCEL ライブ情報

1年ぶりのワンマンLIVE決定!
「ONEPIXCEL 3rd Anniversary Live 2018」
2018/12/15(土)
渋谷WWWX
OPEN 15:00
START 16:00

TICKET:スタンディング ¥3,500(税込/Drink代別)

ONEPIXCEL 商品情報

「Girls Don’t Cry」 2018.12.5 Release

COCA-17540 ¥1,500 (tax in)

M1. Girls Don’t Cry
M2. TURN ME ON
M3. Sparkle Utae Remix
M4. We Go Now pavilion xool Remix
M5. Girls Don’t Cry(Instrumental)
M6. TURN ME ON(Instrumental)

ONEPIXCEL プロフィール

3人組ガールズグループ、 2015年9月20日結成。2016年6月22日にインディーズミニアルバム『ZERO』をリリース。その後『TONDEKE/ Analoganize』『Time』2枚のシングルをリリースし2017年10月18日にフルアルバム『monochrome』をリリース、エレクトロダンスナンバーからヘビーなギターチューンまで収録されたクオリティの高いJ-POPアルバムが評価される。ライブに関してもワンマン、イベントと積極的に活動、2017年はアイドル大型フェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2017』や『@JAM EXPO 2017』を始め数々のイベントに出演しハイレベルなパフォーマンスと自然体のMCで多くの観客を魅了する。
2018年3月7日シングル「LAGRIMA」でメジャーデビュー。CX系アニメ「ドラゴンボール超」エンディング主題歌となったこのMVが国内外で幅広く視聴されYoutubeの再生回数は250万を突破。8月には2ndシングル「Sparkle」リリース、国内だけでなく中国や台湾、カナダでもLIVEを行いファンは世界的に拡大中である。

メンバー プロフィール

鹿沼亜美(かぬまあみ)@12_aminosuke
http://Instagram.com/ami_1212one
1999年12月12日埼玉県生/身長148㎝/O型
趣味:ゲーム
好きな食べ物:かぼちゃ、れんこん、いちご
好きなマンガ:浦安鉄筋家族、ニセコイ
好きなアニメ:ジブリ ポケモン、ドラゴンボール
好きな映画:ハリーポッター、アベンジャーズ、クレヨンしんちゃん、など
好きなキャラ:ポケモン(ルカリオ)
好きなアーティスト・アイドル:ONE OK ROCK、セプテンバーミー、フェアリーズ

傳彩夏(でんあやか)@den_ayaka
http://Instagram.com/denayaka
2000年7月7日神奈川県生/身長153cm/A型
趣味:インスタで行きたい場所探し(お店、観光)
好きな食べ物:あんこ、チーズ、わざび、サバ缶
好きな漫画:東京グール、ドラゴンボール、キュンキュンするやつ全部
好きなアニメ:ナルト
好きな映画:ピーターパン
好きなアーティスト・アイドル:ONE OK ROCK 、sumika、AAA
好きな場所:パン屋さん
好きなこと:食べること体を動かすこと

田辺奈菜美(たなべななみ)@nanami__tanabe
http://Instagram.com/_nanami_1110
1999年11月10日神奈川県生/163cm
趣味:一人カラオケ
好きな食べ物:グミ、たくあん、抹茶、お肉、チーズ
好きな漫画:神様はじめました、学園アリス、あたしンち
好きなアニメ:日常、あたしンち、銀魂、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
好きな映画:千と千尋の神隠し、時をかける少女、ディズニー映画
好きなアーティスト・アイドル:℃-ute、SHISHAMO、WANIMA、aiko、AAA、Aimer、TWICE、私立恵比寿中学


公式サイト
http://www.onepixcel.com

公式ツィッター
@onepixcel

公式インスタグラム
https://www.instagram.com/onepixcel_official/


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