「この6人でこれからやっていくんだ」っていう気持ちが自分の中ではっきりしました
3月24日に行われた新体制お披露目ミニワンマンライブ『新型感染』では、染脳ミームの“未来”が見えた。
新加入の2人のメンバーは、既にグループに溶け込んでいるのみならず、自身の個性をも垣間見せた。アイドル経験のある糸飴キセは歌い出しやセンターを随所で任され、並々ならぬアイドル性の片鱗を覗かせた。アイドルとしてステージに立つのは初めてだったという書庫りり子は、そのユニークなキャラを発揮しつつも、堂々たる立ち居振る舞いによってステージ上にある種の安心感をもたらしていた。もちろん初期メン4人も大きな進化を見せていた。とびきりの笑顔と躍動感に満ちたパフォーマンスでオーディエンスを魅了するおきんとん。歌やMCでその高いスペックを発揮しながらグループを引っ張る夏目鳳石。脱力系アニメ声とキレッキレのダンスとのギャップが不思議な魅力を放つ+あむ+。その独特の佇まいと身のこなしで只者ではないオーラを醸し出す乃依ねお。新旧メンバー6人ががっちりと噛み合い、それぞれの個性を生かしながらも一体となってショウを推し進めていく様に、大いなる可能性が感じられたのだ。
だが、本インタビューで語られているように、各メンバーにとってそれは決して満足のいくものではなかったようだ。「ただこなすのが精一杯だった」といった趣旨のことがメンバーそれぞれの言葉で述べられているが、そうした言葉の裏にある悔しさや成長への貪欲さ、あるいは表現に対する高い意識や現状への客観的な視点もまた、“大いなる可能性”に他ならない。
ゆえに、その後の数ヶ月でさらなる進化が見られたのだ。5月に行われた主催イベント『感染フェス』や書庫りり子生誕祭『春の余韻に灰をかけ』などを目撃したのだが、それらのライブは初期のそれとは一線を画すものだった。当初は、目まぐるしい展開の楽曲にその実態を掴み切れないまま何とか付いていこうともがいていた感があったが(その歪さも一つの魅力だったが)、今では複雑な楽曲を能動的に咀嚼し、各々の個性を生かした筆致で表現し、さらにはそれを聴衆へと懸命に届けようとしている印象なのだ。その表現はまだまだ完成されたわけではないが、彼女たちが“攻め”に転じていることは確かだ。
サウンド・プロデューサーであるマモルがその才能を遺憾なく発揮する楽曲。そこに精度の高いパフォーマンスと聴衆へと届けようとする想い、さらには彩り豊かな6つの個性が加わると、それはもう最強である。それらが揃い、高い次元で融合すれば、並み居る新鋭アイドル群の中から頭一つ抜け出すことになるだろう。そんな輝かしい未来を感じさせるのが今の染脳ミームである。
染脳ミームの6人、おきんとん、夏目鳳石、+あむ+、乃依ねお、糸飴キセ、書庫りり子にお話を伺った。
自分の色を大切にしようって思い始めました(おきんとん)
――新体制になって3ヶ月ぐらい経ったでしょうか。今どんな感じですか?
+あむ+(以下:あむ):やっと安定してきたかなって感じです。最初は少しよそよそしかったですね。まあ、仲は良かったんですけど。ライブとかやっていくうちにだんだん固まってきたのかなって思います。
書庫りり子(以下:書庫):そうですね。私は途中から入ったメンバーなんですが、以前に比べてみんな打ち解けてきて、すごく話せるようになりましたし、パフォーマンス面でもみんなの“立ち位置”が決まってきてるんじゃないかなと思います。この6人はすごいバランスがいいですね。
――“立ち位置”っていうのは、役割とか個性とか、そういった意味ですか?
書庫:そうですね。個性の出し方というか…。みんなバラけているので、そういうところも強みだと思います。
おきんとん:私はバランスがよく取れてるなって思います。ハハハ(笑)。
――いい笑顔ですね(笑)。ねおさん、いかがですか?
乃依ねお(以下:乃依):最初は「打ち解けられるのかな?」って不安でした…。
――不安だったんですね。
乃依:声とか。歌声とか合うのかな、って。
――声が合うか、ですか?
乃依:はい。不安だったんですけど、3ヶ月ぐらいやってみて今はいい感じですね。一人一人キャラクターも立ってきて、個性があるなって思います。とてもいいです。
――声も合ってきたわけですね?
乃依:そうですね。
――では、キセさん。
糸飴キセ(以下:糸飴):私はこの中でも一番人見知りで、日々ちょっと辛かったんですけど、みんな優しくて今は楽しいです。
――最初は辛かったんですか?
糸飴:辛いというか…(笑)。「あー、ちゃんとしなきゃな」って自分で思ってたんですが、今は楽しいっていう感情でいっぱいです。
――前回取材した時も、メンバーのことを「最初はちょっと怖いかなと思った」とおっしゃってましたよね?
糸飴:はい。
――でも、すぐに大丈夫になった、と。
糸飴:はい。
――夏目さんはいかがですか?
夏目:はい。みんなが言ってるように、ようやく安定してきたかなって。お披露目まであまり時間がなくて練習もあまりできなかったので不安でした。初期の4人の期間が長かったし、6人でやるのも久々すぎて…。でも、ライブを重ねていくうちに、みんなが言ってるとおり、立ち位置とかそれぞれの色が確立されてきたように思います。お互いがお互いを刺激し合いながらちゃんと色を出してるなって思いますね。なので、今はすごく安定してて、さらに高め合っていける感じで、とても楽しいです。
――個性が確立したとのことですが、具体的にパフォーマンスなども変わりました?
夏目:そうですね…。だんだんみんなのことがわかってきて、それに伴って自分の役割もわかってきて、「自分ばっかり突っ走っちゃダメだ」と思うようになり…。自分だけじゃなくて他のメンバーも含めて「こういうところがいいんだ」「こういうとこがまだなんだ」とか「じゃあそれをどうしていこうか」っていうのが以前よりわかりやすくなった感じですね。
――これまでは「自分を出すことで精いっぱい」だったのが、今は他のメンバーともバランスを取りながらそれぞれの魅力を打ち出していく、みたいな。
夏目:なんかそんな「私がやってる」って感じじゃないですけど…。「どの目線だよ」って感じなんですけど(笑)。でも個人としてもグループとしても成長してるのがわかるんです、すごく。それが嬉しいです。
――他の皆さんはいかがですか?
糸飴:やっぱり最初は踊るだけで精いっぱいだったんですけど、最近は自分たちのライブ動画や他のアイドルさんを見て研究して、「こういう時はこうしなきゃ」とか考えながらやるようになりました。
――客観的な視点が出てきた感じですね。
糸飴:はい。
――ねおさんは?
乃依:私はダンスが特に苦手で。歌も苦手なんですけど…。とりあえずみんなについていくので必死だったんすが、最近になってやっとダンスの楽しさがわかるようになりました。もっといっぱい練習して、もっと上手くなりたいなっていう向上心が出てきましたね。
――いつも楽しそうに踊られてますよね。
乃依:あ、ありがとうございます。
――おきんとんさん、いかがですか?
おきんとん:変わったこと???
――はい。
おきんとん:なんだろう。気持ち。いつも違うから…。でも、ライブがすごい楽しいなって思えるようになりました。
――おきんとんさんも楽しそうにライブしてますよね。
おきんとん:ホントですか?(笑)
――はい。楽しくなってきたんですね。ステージでは自分を出せていますか?
おきんとん:まだ出し切れてないところもあると思うんですけど…。自分の色を大切にしようって思い始めました。
――いいですね。では、書庫さん。
書庫:そうですね。最初のお披露目の時、お披露目までの練習期間が短くて、その期間で「既存曲+新曲」を覚えなければいけなかったので、結構タイトだったんですよ。なので、その時はもうダンスも「覚えて踊る」って感じになってて。個人的には見せるべきところで見せられてなかったというか…。ただ踊るだけみたいになっちゃってたんです。今は、いろんなライブをやって、自分たちの動画も見て、「私ここが見せ場だからやったろう!」とか、「ここは夏目のとこだからちょっと引いておこう」みたいな、そういうことを考えるようになりました。
――では、あむさん。
あむ:お披露目の時は、4人から6人になるのでとりあえず振りを覚えるので必死で…。でも、ライブをたくさんやっていくうちにどんどん楽しくなってきて、ライブ中にメンバー同士でアイコンタクトを取ったり、ふざけたりとかも出来るようになったのが楽しいです。自己紹介とかもみんなで一緒に考えて…。一緒に考えてやるってことが増えたので、それがすごい嬉しい!
――旧メンバーでのライブに比べて、あと、お披露目の時に比べても、最近のライブは変わりましたよね。皆さんおっしゃったように、最初はやはり難しい楽曲をなんとかやってたみたいな感じがありました。まあ、そこに面白さもあったんですが…。でも、今はホントに一体感がありますし、オーディエンスに「届けよう」とする気持ちがすごく感じられたんです。例えば、ライブで客席に入って歌うこともあるじゃないですか。あれなんて、まさに「お客さんに届けよう」という気持ちが出た行動のように思えます。あれっていつもやってるんですか?
夏目:あれは、4人だった時にたまたま。ホントにお客さんが少なかったライブがあったんですよ。ステージが低かったので「もういったれ!」って思って、客席に入っていったら、結構感触が良かったんですよね。例えば、初めて観る人にとっては「遠くで観てたものがいきなり来てくれた」みたいな感じで、喜んでくれたんです。そういうのも“新たな感染方法”なのかな?って思って。
――“新たな感染方法”なんですね。「お客さん増えがてきたな」とか感じますか?「新しい顔が増えたな」とか…。
乃依:一番最初の6人の時に来てくれてたお客さんが、4人になったら減ってしまったんですよね。もちろん来てくれてる方はいて、それでなんとか頑張ってたんですが、でも、新たに好きになってくれる人もだんだん増えて。最近私たち主催のフェスをやったんですが、その時がすごい濃かったんですよ。たくさん来てくれて!昔来てくれてた人にも久々に会えましたし、そこで新しく友だち呼んでくれたりとかする人いて、毎回ライブにも来てくれる人も増えて…。なんか“キテるな感”はあります(笑)。
「新メンバーが受け入れられないお客さんもいるかな」って思ってたんですが…(糸飴)
――3月24日に6人で新体制お披露目ライブをやられましたよね。今振り返ってみていかがですか?
夏目:そうですね。その時は緊張して全部を出し切れなかった、っていうのは結構鮮明に覚えていて…。あと、今までのものがホントに変わったんだなって思いました。4人から6人になって、お披露目でやっと「ホントに新しくなったんだ」っていう実感が湧いたっていうか…。
――グループ名は同じではありながらも、それまでとは違うという実感がそこで湧いたと。
夏目:はい。お披露目の日までは、初期の6人から4人になって、そこから頑張ってきたので、やはりどうしても自分の中でその感覚がズルズルとあって…。ちょっとまだ新体制を受け入れられてない自分もいたし、4人の状態に慣れすぎちゃって「やっぱり新しくなるのがいやだ」みたいな変な意地を張ってる時もあったんですよ…。でもお披露目をしてみて、「この6人でこれからやっていくんだ」っていう気持ちが自分の中ではっきりしました。
――お披露目までは、まだ受け入れられない気持ちもあったんですね。
夏目:はい。お披露目してやっと「この6人なんだ」っていう感じになりました。
――なるほど。そして「出し切れてなかった」という部分もあった、と。
夏目:そうですね。4人の状態が長かったので、6人っていうものにあまり慣れてなくて…。「この6人の中で自分はどうしていけばいいんだろう」っていう葛藤もありました。「これからどうしていこう」っていう気持ちが、あのお披露目で「この6人でやるんだ」っていう気持ちになったって感じです。
――なるほど。ちょっと旧メンバーの方から先にお聞きしますね。ねおさんはお披露目の時はいかがでした?
乃依:パフォーマンスに関してなんですけど、自分、足を怪我しちゃってて…。お披露目の前の前のライブで、さっき言ってた“ステージを降りるパフォーマンス”があるじゃないですか、それでちょっと楽しくなっちゃって勢いよく降りたら「あらー」って(笑)。
――「あらー」って(笑)。
乃依:「あらー」ってなっちゃいました(笑)。足を捻挫してしまって「1ヶ月ぐらい安静にしていてください」って言われたんですけど、どうしてもお披露目には出たくて。“ワンマン”でもあったので、ちょっと無理して出たんですけど、その時のリハでも同じところを挫いちゃって「どうしよう」ってなって…。踊りも、上半身は覚えてたんですが足元がすごい不安だったんですよ。それもあって、お披露目のライブはちょっと悔しかったなって記憶があります。あと新しい6人体制についてなんですけど、夏目が言ってたとおりに、4人の時間が長かったので不安要素は大きかったです。「やってけるのかな」「大丈夫かな」みたいな。でも、大丈夫でした(笑)。
――では、おきんとんさん、いかがですか?
おきんとん:今まで4人でやってきて、だんだん固まっていって、で、また6人になって、「大丈夫かな?」と思って、練習とかいろいろやって…。で、お披露目して「やっぱ6人ってすごくいいな」って思って…。ハハハハ(笑)。
――(笑)。いつも最後は笑顔で返しますね。
おきんとん:(笑)。やっぱりステージに立って、4人だとちょっとちっちゃいけれど、6人だと、何だろう、迫力があるなって(笑)。
――(笑)。
一同:(笑)。
――迫力がある。そうですね。えっと、なんか前回インタビューさせていただいた後にツイートされてたのを見たんですが、緊張されてたんですか???
おきんとん:はい。今も、もう手汗搔いてます。
――えー!なんか、どう攻めようがペースを崩さずって印象なんですが…。
乃依:手、ビッチャビチャですね(笑)。
――ホントですか???
おきんとん:(笑)。
乃依:ビチャビチャ(笑)。
――何に対しても動じずマイペース、みたいな感じなんですが、そんなことないですか?
マモル(サウンド・プロデューサー):すごい緊張する子なんですよ。
――そうなんですか?
おきんとん:今も、もうおなか痛くてトイレ行きたいです。
――そんな風には見えないですよ(笑)。
おきんとん:おなか痛いです。
――この取材には全然緊張することないですよ。
おきんとん:あがり症なんです。
――じゃあ、ステージに出ていく前とか大変ですか?
おきんとん:はい。ギリギリまでトイレにいます。
――えぇええ!
おきんとん:何事もそうなんですけど、すぐにおなか痛くなっちゃう。
――その笑顔の下にはそんな苦労が…。
おきんとん:(笑)…。ハッハッハッハ。
――(笑)。では、あむさんいきましょう。
あむ:はい。ステージが結構わかんない形だったので、そこからまずちょっと不安で…。
――あぁ。確かにステージが、斜めというか、三角形みたいになってましたよね。
あむ:なので、センターもわからなくて、リハからすごい不安で…。始まる前は緊張しましたし、始まってからも精いっぱいで、あまりお客さんの方を見れなくて、“ただ踊ってただけ”だったんですが…。でも、6人っていいなって思いました。4人でいいじゃんって思った時期もあったんですが、6人でやってみて良かったです。見栄えも違うし。フフフ(笑)。
――はい(笑)。
夏目:みんな“困ったら笑顔”みたいな(笑)。
一同:(笑)。
――では、書庫さん。
書庫:そうですね。私、前回も言ったと思うんですが、普通に染脳ミームが大好きだったので、加入発表をした時も「染脳ミームのメンバーになったんだ」っていう実感があまりなかったんですよ。でも、24日本番になってステージに立ってみたら「ホントに染脳ミームのメンバーになったんだな」ってちゃんと思えたんです。けど、あの日はダンスをこなしてるだけみたいなパフォーマンスになってしまっていて、動画で見返してみても「めっちゃ恥ずかしいな、これ」って自分の中では思ってしまって…。「染脳ミームだからもっとちゃんとしなきゃ」って思いました。もちろん今も思ってるんですが…。歌もちゃんと練習しなきゃとか、ダンスももっとバシッと決めなきゃ、とか強く思うようになって。なので、私にとってお披露目は「もっと頑張ろう」「次に繋げよう」っていう気持ちになった日でしたね。もちろん、すごく楽しかったって気持ちもありましたし、実際結構楽しかったんですけど、「楽しかった」より「もっと頑張んなきゃ」っていう気持ちの方が強かったですね、私の中で。「もっともっと上手くなりたい」って思いました。
――なるほど。でも、あの時そうした気持ちが芽生えたからこそ、今良くなってきたわけですよね。
書庫:ホントですか?ありがとうございます。
――キセさんはいかがですか?
糸飴:24日は、受け入れてもらえるか心配でした。元々は他の2人がいての6人だったので「新メンバーが受け入れられないお客さんもいるかな」って思ってたんですが…。ステージに上がってみたら、私がやってた前のグループの時のお客さんも来てくれて、安心してパフォーマンスできました。「これからスタートなんだな」「頑張ろう」って思えました。
――“希望”や“未来”が見えてくるようなライブだったんですね。
糸飴:はい。
――歌い出しをやられたり、センターになったり、すごく目立ってましたよね。
糸飴:なので、「なんでこいつがセンターなんだ?」って思われるか不安でした。
――ということは、そんな風に言う人はいなかったわけですね?
糸飴:いなかったです。
――立派に務められてたと思います。
糸飴:ありがとうございます。
みんなパヤパヤしてるから(笑)(夏目)
――前回の取材ではメンバーそれぞれのことをお訊きしましたが、今回はさらにまた少し掘り下げたいなと思います。前回は僕が一人一人にお訊きする形だったんですが、今回はいわゆる“他己紹介”というやつを。メンバーお一人ずつについて皆さんで口々に言っていただきます。では、夏目さんからいきましょうか。夏目さんはどんな人ですか?
おきんとん:努力家。
乃依:ストイック。
糸飴:歌が上手。
おきんとん:歌もダンスもMCもすごい上手で、わかんなくなった時は夏目ちゃん見ちゃう。
一同:(笑)
夏目:だから目が合うんだ(笑)。
あむ:ね。頼れる感じですね。
乃依:だいたいのことを総括してます。
夏目:総括(笑)。
おきんとん:全部こなす。
乃依:MCの流れを「ここはこうして」「こうして」みたいに運営さんと一緒に考えてくれたりとか。
マモル:MCはほぼほぼ夏目が考えてます。
――え? “リーダー”ってわけじゃないですよね?
夏目:リーダーじゃないです。
マモル:リーダーはおきんとんです。
――あっ、そうだったんですね。
一同:(笑)。
――そういえば、ステージでは告知とか仕切ってますもんね。
一同:(笑)。
――失礼いたしました。リーダーですよね。
おきんとん:なんちゃってリーダーです。
――そうか。リーダーが夏目さんに統括をやらせているわけですよね?(笑)。おきんとんさんが社長で、夏目さん専務みたいな(笑)。
おきんとん:じゃあ、そういうことにします(笑)。
――いろんな声が出ましたが、ご自身としてはいかがですか?
夏目:いや、でもなんか…。MCだったりとか、自分が勝手に決めちゃってたものもあるので、「みんな、これでほんとに納得してるのかな?」とも思ってたんですよ。でも、みんなパヤパヤしてるから(笑)。なんか「考えなきゃ、考えなきゃ」って思ってる自分もいて…。でも、すごくありがたい意見です。
――ステージはホントに夏目さんがしっかりと回してますもんね。あと、夏目さん、落ちサビで歌うことが多いですよね。
夏目:ありがたいことに。
――今やそれが染脳ミームの一つの聴きどころになってる感があります。
夏目:ホントですか?
――はい。っていうか、メロが難しいじゃないですか。落ちサビとか静かになる中で歌うのでなおさら…。
夏目:マモルさんの書くメロディがすごい難しいので(笑)。
――かなり試練を課されている感がありますけど、でも、気持ちいいんじゃないですか?
夏目:ありがたいことに、すごく気持ちいいです(笑)。やっぱり自分は歌が好きなので、歌で貢献しないとここにいる意味がないとさえ思ってます。歌うのは気持ちいいですね。ありがたいです。
――では、続いてキセさんに関して、いかがですか?
夏目:妹みたいな存在。
一同:うんうん。
乃依:表現する時がすごい綺麗で可愛らしい。
書庫:けど、いつもお菓子しか食べないです。
あむ:アイス。
夏目:お菓子とアイス。
おきんとん:アイスとかしか食べない。
――え?そうなんですか?
糸飴:そうなんです(笑)。
乃依:なんか自己紹介が「グミ・チョコ・アイス」なんですけど、今日アイス食べてました。
書庫:お菓子しか食べてるとこ見たことないよ。
――え、今、皆さんご飯を食べてましたよね?キセさんは食べなかった???
糸飴:ゼリー食べてました。
書庫:確かに。
夏目:ゼリーとかね。
書庫:ゼリー食べたんだね。
あむ:甘いものを絶対セットに入れてますね。
書庫:好きなんだね。
乃依:主食がお菓子みたいな。
書庫:ポリポリしてるよね、いつも。練習の隙間にポリポリって。
あむ:気付いたら座って食ってる。
書庫:気付いたら食ってるね。
一同:(笑)。
――お名前通りって感じですかね?
糸飴:お菓子の名前を絶対入れたくて…。お菓子を食べて生きてるので…。
――えーっと、もう普段からこんな落ち着いたテンションなんですか? ガーッと言ったりしないんですか?
一同:しないです。
おきんとん:たまになんか教えてくれる。
――何をですか?
おきんとん:ダンスとか。「ここなんだっけ?」って訊いたら教えてくれます。優しい。
――リーダーが教わってるわけなんですね?(笑)
おきんとん:アハハハハ(笑)。
――いや、良い関係ですよね。リーダーがガーッと一方通行で言うのではなくて、そうやって新しい人の個性を伸ばしてるわけですよね?(笑) 引き出そうとしてるわけですよね?(笑)
一同:(笑)。
――ご本人はいかがですか?「妹みたい」とか「お菓子ばっかり食べてる」と言われて。
糸飴:嬉しいです。
――(笑)。“お菓子キャラ”みたいなのは出していこうと。
糸飴:お菓子キャラ、ああ。
――CM狙ってたりして(笑)。
糸飴:えー、はい。
――ちなみにお菓子は何がお好きですか?
糸飴:アイスです。
――アイスですか。何のアイスですか? 今のお気に入りは。
糸飴:えっと…雪見大福。
――雪見大福。
あむ:おいしい。
書庫:おいちいからね、あれは。
――いろんな味ありますよね? 今ね。
糸飴:いや、ノーマル(笑)。
――ノーマルのやつですか(笑)。
乃依:Twitterのヘッダーにもしてるもんね。
糸飴:変えちゃった。
乃依:あ、変えちゃったんだ。
――そんなにお好きなんですね。
糸飴:そうです。
初対面の人にいっつも「扱いに困る」って言われるんですよ(乃依)
――では次、ねおさん。
一同:・・・・・・。
乃依:え?
一同:(笑)。
――(笑)。
マモル:「・・・」ってやつ(笑)。
夏目:ねおちゃん(笑)。ねおちゃんは良い意味でアホです。
おきんとん:忘れっぽい。
あむ:どうしようもないやつ。
マモル:憎めないよね。
あむ:憎めない、なんか。
書庫:見てて飽きない。
あむ:どんな失敗でも憎めない。
乃依:悪口大会…。
一同:(笑)。
――(笑)。なんか明るくハッピーにディスられてるみたいな感じがありますけど。
一同:ハハハ(笑)。
あむ:キャラが強い。
――あー。
乃依:キャラが強いのに「・・・」だった…。
一同:(笑)。
――「キャラが強い」って、どんなキャラですか?
おきんとん:え…下品。
――えー?(笑)。
一同:(笑)。
――下品なんですか?
乃依:「下品ですか?」って聞かれて「はい」って言う人はいないと思います。
一同:(笑)。
夏目:うーん。なんかでも、ねおがいない日は静かなんですよね。やっぱりムードメーカーなところがあって。ねおがいるだけで全然違います。3人でライブやった時があったんですよ。
――観たことあります。
夏目:ねおがインフルで休んで。もう全然色が違ってました。
おきんとん:いないと不安になっちゃうよね。
あむ:「足りない感」が強い。存在がでかい。
乃依:物理的な???
一同:(笑)。
――でも、いい答えが出ましたね。
夏目:よかった。
乃依:ナイスアンサーです。
夏目:はい(笑)。
乃依:ベストアンサーです。
――ベストアンサー。どうですか、そう言われて。
乃依:ありがとうございます(笑)。
――いやでも、ライブを拝見するといい味出してますよね。
乃依:ホントですか?
――はい。
乃依:何味ですか?
――えっ、何味???
乃依:(笑)。
――面白い方ですね。それはもう、いい味です。
乃依:あ、いい味ですね。
――あと、なんかリズムが独特ですよね。
一同:アハハハ(笑)。
乃依:ですか?
――はい。
乃依:はい。
――ライブを観ていて一番目が行きます。
乃依:あぁ…。初対面の人にいっつも「扱いに困る」って言われるんですよ。
――扱いに困る?
乃依:困られてます。
――なんで困るんでしょうか?
乃依:わからないです。
おきんとん:でも親しみやすい。
――あぁ。
おきんとん:仲良くなっちゃうよね、みんなと。
あむ:羨ましい。
――社交的なんですね。
GEEKCANDY(総合プロデューサー):外部の方と接触する際は、ねおが率先してやってます。そういう面では外に対しての“グループの顔”というか、そういう雰囲気で接してくれるので、すごい助かってます。
――すごいじゃないですか。
乃依:ありがとうございます。
――グループの“広報”というか“渉外”みたいな感じですね。
乃依:広報って何?
――自分たちを外部へ知らしめる役割というか、外の人といろいろ交渉したりとか、そういう感じですかね。
乃依:(小声で)そうですね(笑)。
――続いて、おきんとんさん、行きましょうか。
乃依:“優しいの代表”です。
おきんとん:優しいの代表(笑)。
あむ:優しい、ほんとに。
乃依:こんなに心が綺麗な人を見たことないです。もう“ピュア”って感じです。
あむ:ホントにピュアです。
夏目:怒らないんですよ。でも、怒らないから「溜まってるんじゃないかな?」って不安になっちゃうけど、底なしの優しさがあるので、そこはホントすごいなって思います。
――怒らないんですか?
おきんとん:いや、怒りますよ。怒ります(笑)。
――そんなニコッとして「怒ります」って言われても(笑)。
おきんとん:みんなメンバー良い子たちなので。なんかそんな…。あれ?おや?
――(笑)。ムカッとすることとか、不満に思うこととかあっても、言わないで溜め込んじゃうんですか?
おきんとん:いや…そんなに怒ることがないです。
――怒るようなことは起こらない、と。
おきんとん:なんか私、「あ、やっちゃったな」みたいなのが多いから、みんなすごいなって。
――「やっちゃって」もみんな受け入れてくれる、ということですか?
おきんとん:いや、私がヘマをし過ぎてて…そんな怒れないです(笑)。
――えっ?「負い目がある」って感じなんでしょうか。
おきんとん:負い目。でも、みんなすごいですね。
夏目:でも、きんとんもねおと同じで、ホントにムードメーカーです。この2人がいないと雰囲気がかなり変わります。
書庫:静かだになっちゃいます。
乃依:最近お客さんに言われたんすけど「ねおとおきんとんとチェキ撮るとエネルギー持ってかれる」って。
一同:(笑)。
おきんとん:言われたね。
――そうですか…。なんか、ねおさんはわかるんですよ(笑)。
乃依:わかる???
――ちょっと「吸い取られそうな」って感じは(笑)。でも、おきんとんさんは、まだ緊張されてるのか、ちょっとまだ僕は掴めないんですけど…、結構元気なんですか?チェキ撮る時とか。
おきんとん:元気です。
乃依:むっちゃ元気です。
夏目:めっちゃ元気。
あむ:楽しくなると「ヤー!」ってなっちゃうから。
乃依:笑い方が林家ペーさん・パー子さんみたいな感じなんす。
――アハハハ(笑)。
一同:(笑)。
乃依:ずっとそれでゲラゲラ笑ってて。
――まあ、パリピですもんね?
おきんとん:はい。
――そういえば、お酒の本、日本酒ブックはどうなりました?
おきんとん:あ、今はちょっと放置してます。
一同:(笑)。
――(笑)。前回の取材の時は結構本気だったじゃないですか。「出版しようか」ぐらいな。
おきんとん:あぁ…。
――ちょっと飽きちゃったみたいな感じですか?
おきんとん:飲むのは飽きてないです。書くのはちょっと…。飲んでいるのが楽しいから「まあ、いいや」って(笑)。
――なるほど。出版の話、どこかで取り付けてこようかなって思ってたんですけど(笑)。
おきんとん:頑張ります。
ダンスでは「負けたくない」って思っちゃうので(あむ)
――続いて、書庫さん。
おきんとん:天然。
あむ:書庫りんはポンコツ。
――ポンコツですか???
書庫:あれ?私ポンコツ???
あむ:ポンコツだよ。
書庫:あれれれれ?
夏目:ポンコツ、多分。
――すごくしっかりしてる印象なんですけど。
乃依:なんか一番ホワホワしてて。
――そうなんですか?
あむ:擬音ばっかり。
書庫:バブバブ。
糸飴:なんかよくこぼしてます。口から出てる…。
――(笑)。
一同:(笑)。
糸飴:口が緩い(笑)。
――えー(笑)、そうなんですか。何こぼすんですか?ご飯?
糸飴:なんだろう。お米とか。
乃依:ついてる。
書庫:そうね。つくね。ついちゃうわね。
一同:(笑)。
――僕の印象だと、取材でもしっかりと話されますし、ステージ上でもすごく安心感があるんですけど。
書庫:ですよね。フフフ。
――どうやらそうじゃないみたいですね。ホワホワしてて。
夏目:でも、それがギャップになってたりしてていいと思います。写真だとすごいクール。クールビューティーみたいな感じに見えるんですけど…。
――ええ。神秘的にさえ見えますよね。
夏目:ファンの方々も「喋ると全然違う」って言ってます(笑)。
書庫:「誰?」って言われます。
夏目:うん。親しみやすさもあるし。あと、メンバーの中で一番ミームの曲を愛してると思います。
書庫:そう、愛してますね。愛が強いです。
――では続いて、あむさん。
乃依:もうダンスがキレッキレ。
おきんとん:ダンス、キレい。
書庫:ポワポワなのに。
――ねえ、そうですよね。すごいギャップを感じます。
おきんとん:サラッとなんか言う。
乃依:サラッと毒舌。
おきんとん:毒舌。
書庫:毒舌。
あむ:気をつけます。
――(笑)。
おきんとん:好き。大丈夫。
書庫:それがいい。
乃依:「かわいい顔して言うな」みたいな。
書庫:「貴様どけ」って言うしね。
一同:(笑)。
――(笑)。
夏目:「貴様どけ」(笑)。
――そんな声で言われたんですね。
書庫:「貴様どけ」ってこの前言われました。
夏目:「ファッキュー」とも言ってる。「ファッキュー」って(笑)。
一同:(笑)。
乃依:かわいいけどね。
書庫:かわいい。
乃依:それがいい。
あむ:いかんね。
――どうですか?そんな風に言われて。
あむ:あ、ダンスは嬉しいです。ダンスでは「負けたくない」って思っちゃうので。
――「ギャップがある」と言われるのは?
あむ:口悪くなっちゃうので、治さないと。つい言い過ぎちゃう。気をつけます。
おきんとん:あむちゃんもダンス教えてくれる。
乃依:私も教わる。
おきんとん:優しく教えてくれるから
乃依:わかりやすいし。
あむ:嬉しい。
おきんとん:出来るまで一緒にやってくれるから。
マモル:経験者というか、高校の時からダンスやってるんですよね。
おきんとん:長いよね。
あむ:ダンス・クラブ的なものに入ってたんです。
――自分で振付したりもするんすか?
あむ:あんまり…。少ししかやったことないです。
――この中で一番ダンスに自信があるあむさんから見て、染脳ミームの振付はどうですか?
あむ:振付は難しいです。「よく短時間で覚えてるな」と思う。私が未経験者だったら無理だと思います。
――ダンス自体はどうですか?「かっこいい」とか「ここに魅力がある」とか「ここを見て欲しい」とかありますか?
あむ:曲によって、がっつり踊る曲と、じっくり身体で表現する曲があると思います。どちらも好きなんですけど…。がっつり踊るのもいいし、みんなで表現するのも見どころだなと思います。
――でも、これまでにこんな難しい拍子で踊ったことってなかったでしょ?
あむ:拍子?
――はい。変拍子になったり展開がコロコロ変わったりとか。
あむ:あぁ、難しい…。
絶対もう「みんなを感染させられる」「誰かの救いになれる」って確信して…(書庫)
――前回の取材では個々の楽曲のことを全く訊けなかったのですが、今回も時間がなくなってきました…。では最後に、お一人ずつお好きな曲を言っていただいて、その魅力などなんでもいいのでおっしゃっていただけますでしょうか。では、夏目さんから。
夏目:はい。ミームの中で好きな曲…。やっぱり私は「パンデミックジェネレーション」ですね。ミームで初めて出来た曲なので、やっぱり一番思い入れがあるというか…。一番歌ってきた曲ですし、ライブで一回も歌わなかったことがない曲で、それぐらい沁みついてるので。
マモル:セトリの最後にやることが多かったですね。
――代表曲というかテーマ曲といった感じですよね。
夏目:「ミームといえば」みたいなところがあるので、大切にしていきたいと思っています。マモルさんの楽曲は独特で、全部頭に残るんですが、一番残りやすいのが「パンデミックジェネレーション」かなって。あと振りも簡単なので…。
――一番湧く曲でもありますよね。
夏目:そうです。お客さんも含めみんなの一体感が一番出る曲だと思います。好きです。
――では、キセさん。
糸飴:「感染地帯確定」です。私、いつもカッコよくキメられないんです…。でも「感染地帯」は、唯一カッコよくキメられる曲なので、いつもと違う私が見せられるから好きです。
――この曲ではカッコよくキメるわけですね。
糸飴:はい。真顔でやってます(笑)。
――では、続いてねおさん。
乃依:一番…。一番って難しいです…。「点描のロータス」かな。なんか世界観がかわいい。一番好きな部分は、あむの歌ってる部分なんですけど、「また朝寝坊しちゃった」という歌詞があって、そこがすごくかわいいなって思います。アニメのシーンみたいで。ミュージックビデオにしたらかわいいんだろうなって思います。
――なるほど。染脳ミームってMVはまだ作ってないですよね?
乃依:ないです。
――そろそろですか?
乃依:そろそろ(笑)。作れたらいいですね。振付もすごくかわいくて、サビが好きです。最初は苦手だったんですけど…。それこそ足を怪我してる時に出来た曲なんですが、治ってから「もっと追いつけるように早く覚えたい」って思いましたし、覚えてからは「もっと表現出来るようになりたい」とか「ミスが出ないようにしたい」と思ってますね。
――ねおさんには、表現に対する貪欲さとか真摯な態度や気持ちがありますね。
乃依:そうですね(笑)。表現、追求していきたいですね。
――追求。頼もしいですね。おきんとんさんはいかがですか?
おきんとん:「薔薇の棘、スカート破れた」です。携帯に入ってて、3回ぐらい続けて聴いてます。サビですごい力がもらえますね。「弱い者が理解できる事があるわ」という歌詞とかすごい好き!前向きになれる曲なので好きです。
――ご自分の曲にもかかわらずプライベートで3回連続聴いちゃうぐらいに。
おきんとん:踊っても歌っても楽しくて好きです。
――では、書庫さんはどの曲がお好きですか?
書庫:携帯に曲をメモしてるんですけど、見ていいですか?
――いいですよ。好きな曲をメモしてるんですか?
書庫:私、「点描のロータス」についてめちゃくちゃ長文を書いてたんです。それを。
――あぁ、ぜひ!
あむ:自分用?
書庫:自分用です。
夏目:へー。
糸飴:すごい。
あむ:本気じゃん。
――では、ちょっと解説してください。
書庫:長いですよ。
乃依:めっちゃ書いてる。やば。めっちゃ書いてる。
書庫:「点描のロータス」なんですけど、ねおちゃんの歌から始まって、合唱のパートになるんですけど、そこを聴いた瞬間、「神話みたい」って思って。今までのミームは妖精とか天使とか繊細な女の子のイメージ…いろんなものを感染させようとしてるか弱い女の子のイメージだったんですよ。でも「ロータス」を聴いた時、みんなが“天使”から“神様”になったわ、って思って…。あ、キモイかも。大丈夫ですか???
――全然大丈夫ですよ。興味深い考察です。
書庫:ありがとうございます。だから絶対もう「みんなを感染させられる」「誰かの救いになれる」って確信して…。「明らかに強いな」って思って、前の染脳ミームのか弱い繊細な感じも残しつつ、何者にも負けない強さを感じました。けどなんか、時々失敗してるのもミームっぽいなと思って…。あむちゃんの歌詞「ドライヤー壊れちゃった」ってうんざりしたりもして、けど、最後の落ちサビの夏目のパートでそれまでの失敗を総括してくれて、すごく綺麗にまとまっているので…。
――すごいですね。
マモル:Aメロの初めに「・・・・」っていう箇所があるんです。そこでなんかうまくいかなくて「・・・・」ってなったのが、Bメロで点と点が繋がって、それがサビで形が見えてくる、っていうことを詞で表現してるんすよ。
――なるほど。点描なので点と点が繋がるわけですね。
マモル:はい。
――“天使”“神様”という話がありましたが、聖歌っぽい感じのコーラスが入ってますよね。
マモル:そうなんです。教会っぽさっていうのを出したくて。レコーディングはホントに同時に歌ってもらったんですよ。
――ホントに声を重ねてるんですね。
マモル:そうですね。そこは全然イジってないです。
――教会っぽいエコーが効いてますよね。
マモル:はい。エコーだけブワーッて深くしてます。
――なるほど。書庫さんの考察もバッチリですね。
書庫:そうなんですね。よかった。バッチシだった(笑)。
――では最後、あむさん。
あむ:私もホントは「点描ロータス」なんですけど、でも「カルマる」も好きです。「カルマる」は、元々サイリウムを使ってやってる曲なんですけど、最近使ってないんですよね。みんな担当色のサイリウムを持って…。魔法をかける振りがあって、その後にみんなで光らせて踊るんですけど、それがすごいかわいくて好きで。「パンデミックジェネレーション」に負けないぐらいすごく盛り上がる曲で、みんなガンガンミックスも打ってくれたりとか楽しそうにやってくれるので、好きです。
――サイリウムはもう持たなくなっちゃったんですか?
あむ:今は持ってない…。
乃依:お披露目の日だけじゃない?
あむ:あぁ、お披露目の日だけね。持ちたいよね?
乃依:持ちたい。
書庫:持ちたい。
――あの曲も、サビの最後の部分とかすごくキャッチーですよね。
あむ:わかりやすい!
マモル:これは女の子の小さい悩みをカルマで表現してる曲なんですよね。
――なるほど。ところで「カルマ」ってなんですか?
あむ:「業」だよね。
――「業」ってなんですか?
あむ:「業」ってなんだ?
マモル:生き様とか?
乃依:使命とは違うんですか?
あむ:なんだっけ?
――インドの宗教用語で、元々は「行為」という意味なんですが、そうした行ないによってもたらされる運命や宿命も含めた「行為」という意味らしいですね。
あむ:なんか難しい…。
(取材・文:石川真男)
染脳ミーム ライブ情報
『集団感染 vol.3』
日時:2019.06.08(土)open 17:30/start 18:00
会場:渋谷O-nest
チケット:ADV ¥3,000+1D /DOOR ¥3,500+1D
出演:染脳ミーム/MIGMA SHELTER/グーグールル/nuance
染脳ミーム 商品情報
『Epidemic』
【CD】KNSN-001 1,944円(税込)
【収録曲】
01.千のmeme
02.パンデミックジェネレーション
03.感染地帯確定
04.行く
05.感染天使
06.薔薇の棘、スカート破れた
※Spotify、Amazon Music、LINE MUSICをはじめ各種サブスクリプションにて配信中。
メンバー プロフィール

+あむ+
誕生日:9/19
身長:153cm
好きなもの/趣味:アニメ/アニソン/マンガ/ボカロ・ツイキャス/配信みる・(少し)バンド・あそぶ・1人でお買い物・アニメみる・ロリっぽい小物あつめ・髪色
担当カラー:エセ児ポブルー
Twitter:@amu_poipoi

夏目鳳石
誕生日:1/15
身長:155cm
好きなもの/趣味:・漫画/ジブリ/ONE PIECE・猫・お風呂・古本屋さんに行くこと・ドールを見ること・江ノ島観光・神社に行くこと・映画鑑賞・カラオケ
担当カラー:翡翠
Twitter:@Natsume_owari

おきんとん
誕生日:11/30
身長:155cm
好きなもの/趣味:・キックボクシング(体を動かすこと)・ペニー・DJ(家やバーでする)・飲み歩き/日本酒/日本酒飲み比べ・工作(紙粘土等、部屋の飾りつけ)・神様・納豆
担当カラー:パリピパープル
Twitter:@kinton_1130

乃依ねお
誕生日:8/12
身長:153cm
好きなもの/趣味:・ゲーム・絵を描く・読書・食べること・寝ること・ライブに行く
担当カラー:赤ちゃんレッド
Twitter:@sommmnii

書庫りり子
誕生日:5/8
身長:160cm
好きなもの/趣味:・絵を描く事・音ゲー・マンガアニメゲーム全般・寝ること・甘い物を食べる時間・好きなお洋服を着ている時・ぷらぷらお出かけする時・かわうそとたぬきといぬ
担当カラー:トーキョー(都市の色)
Twitter:@syokori_idol

糸飴キセ
誕生日:9/27
身長:158cm
好きなもの/趣味:・ゲーム、動物、幼女、・アイス、カードキャプターさくら・アコギ、弾き語り、歌
担当カラー:ひよこ色
Twitter:@oic_amechan_
公式サイト
https://www.sennoumeme.net/
公式ツィッター
@sennou_official